晴天の尾瀬ヶ原

高気圧が広がって好天の予報のこの週末は
テントを持って、尾瀬ヶ原に行った。
土曜の朝は6時少し前に家を出たが、道は空いていて順調に片品村に着いた。
すでに第1、第2駐車場は満杯で、車は戸倉スキー場に置いた。
鳩待峠まで相乗りタクシーはバスと同じ930円。
鳩待峠は観光バスが入って、ごった返す賑わいだった。
山の鼻で昼食のおにぎりを食べて小休止。
至仏山は6月30日まで鳩待峠からも山の鼻からも登山禁止になっていた。
残雪期の植生保護が目的だそうだ。
山の鼻から竜宮の手前までの木道は人が溢れていたけれど
その先は静かだった。

時季のせいか今年の水芭蕉は小ぶりで、その分綺麗に大きさが揃っていて白さが際立っていた。
定番の場所で至仏山と湿原の写真を撮る。

真っ青な空の下、残雪の残る至仏山や燧ヶ岳を眺めながら歩いた尾瀬ヶ原は最高。

木道沿いのリュウキンカは鹿に食べられたらしく、いつもに比べて少ない感じだった。
小さな花々がとても綺麗だった。

幕営地の下田代には午後2時10分についた。
改修が終わって綺麗になった見晴キャンプ場にはそこそこのテントが張られていた。

ここでのテント泊は2度目だ。
すでに山好きのW夫妻が来ていて、テントの設営を終えていた。
持参のビールをすぐ傍の小川で冷やして日の高いうちから早々と乾杯し、
日が暮れる前に燧小屋の風呂に入りさっぱりして
夕食は御飯を炊きレトルトカレーにソーセイジを焼いて食べた。
こんな質素な食事でも山で食べると美味い!
見るに見かねてか、
W家からジンギスカンやパスタのお裾分けを貰い、いちやく豪華な食事になった。
夕焼けも夜空も朝靄の景色もすばらしかった。至福の時。

日曜日の今朝は朝起きるとキャンプ場はかなりの数のテントで埋まっていた。

朝靄の写真を撮ろうと木道を歩いて行くが人が多くて、静寂の風景写真を撮るのがむずかしい。
日が昇って次回来た時の撮影スポットを見つけておいたから、次はもっといい写真がとれるだろう。


日中は夏日でじりじりと焼けるような日だったけれど、


景色がくっきりと青空に縁どられて絵に描いたような一日だった。
帰りは折り返してヨッピ橋から東電小屋を回って鳩待峠に戻り、関越道で東京廻りで帰って来た。
途中、埼玉の熊谷あたりで車の温度計は37℃を示して、まさに真夏日だった。
家には午後3時前に着いた。