月山の紅葉紀行

秋のシルバーウィーク(いつからそんなものができたのかなぁ)に、月山の紅葉登山に出掛けた。
事前の天気用予報では曇りのち晴れだったが、19日の朝5時過ぎに家を出ると、雲行きが怪しい。

それでも山形に入ると晴れてきて、まず若くして亡くなったI君(平成9年没)のお墓参りをして、
いち路月山の姥沢登山口下の志津野営場に向かう。
野営場は池(地蔵池)のそばにあった。曇りで見えなかったが、晴れていれば月山の頂上が見えるはずだ。


ここは山形県営のキャンプ場で、天気のせいか広い場内にはテント泊の客が我が家以外に3組しか居なかった(テント一張り1000円)。
夕方、テントを張りだす頃から霧雨になり、東屋のなかにテントを張って1泊目の夜を過ごした。

夜は山形名物の芋煮を食べた。レトルトの芋煮セットに途中で買ったキノコと里芋を追加して
やはり途中で仕入れた地酒を飲む。キノコの味が出て、とっても美味かった。

はやばや7時前に就寝。
案の定、夜半から土砂降りとなり、テントサイトは水浸しになった。
朝も激しい雨が降っていて、さんざん迷ったが、予報の晴れを信じて、予定通り月山に登ることにした。

雨なのでリフトにのってまず姥ケ岳に登るが視界はなし。

(信仰の山、月山)
霧雨とガスのなかを歩くが、何処を歩いてるか全く分からずに頂上に到着。

月山は21年前(1994年)の真夏に登ったことがある。

その時は頂上の社にお参りするには拝観料をとられた記憶があるが、今回は受付の建物は無くなっていた。
頂上もずいぶんと印象が違っていた。
下り始めると少しずつ青空が広がりだした。

登りでまったく景色がみえなかったので、登った道を下りてゆくとだんだんと景色が広がってきた。

安達太良山栗駒山とはまた一味違い、草紅葉が美しい。


まさに黄金色の景色が広がる。



リフト乗り場を眺めるとあたりは紅葉真っ盛りだった。


下りもリフトに乗って月山湖を眺めながら下りてきた。

登山口につくとすっかり青空が広がっていた。

2日目も志津野営場に連泊することにして、のんびりする。夜は定番レトルトカレーに焼きソーセージが献立だった。夜中晴れた夜空に、星が綺麗に見えた。
3日目はのんびり最上川沿いをくだり、通りかかった長井市で椹平(くぬぎたいら)の棚田を見物した。
日本の棚田百選に選ばれている場所だ。有名らしく写真を撮りに来ている観光客がいた。

(棚田というには少し傾斜がゆるやかな感じ)

展望台からは月山のたおやかな姿が眺められた。
途中の白鷹のやな場ではアユ祭りがあって開始前に大鮎の塩焼きを食べ、




福島に入って大内宿でねぎ一本蕎麦(そのままねぎを齧りながらそばをすする、1080円。きのこ蕎麦は980円也)を食べ、
デザートにクリームあんみつ(380円、これは安い!)まで食べた。



行き当たりばったりで
道の駅を冷やかして白河から東北道に乗って帰って来た(帰宅は20時30分)。