萬月

今朝もおおきな月の入りが眺められた。
月は地球の周りを楕円軌道で周回しているのでときどき地球に近づいて普段より大きく見える時がある。



この二日でたくさん月の写真が撮れた。まさに満月の萬月。
一日ずれただけでも月の入りの場所がずいぶんちがう。
昨日の朝はアンテナに重なっていたのに今日はもう屋根の上だ。
ところで、今年はしゃこばサボテンがちょうどお正月にあわせて咲いた。
これで華やかな我が家のお正月になった。
ささやかな、短い正月でも雑煮とお節料理が欠かせない(お餅を除いて急ごしらえにすべてデパートで買ってきた品)。
既製品ばかりでも入れ物は先祖伝来の漆塗りの伝統品だ。
とは言うものの、実は昔使っていたお弁当箱らしい。昔は贅沢だったのだ。
本当は旅行から帰ってすぐ黒豆をうるかしておくつもりだったが、酔っ払って忘れてしまった。


(黒豆、カズノコ、飯寿司、かまぼこ、卵焼き、酢蛸を大室旅館で使ていた漆の重に入れて)

昼間、町に出て新しい山靴を買ってきた。ドイツ製(MEINDL)の靴だ。
悲しいかな、国産品に魅力的なものがないのはどうしたことか!
でも新しい靴を買うとドキドキする。また新しい旅が始まることに期待が湧く。