道志村菰釣山の山歩き

この週末は、もし天気が良かったら、孫のカンくんと尾瀬沼キャンプに行くはずだった。
残念ながら台風と梅雨の戻りで中止にした。
結局、昨日の土曜日は昼からビールを飲んで昼寝をして夕方また飲んでしまい1日を無為に過ごしてしまった。
今朝は見事な朝焼けだった。

天気予報は今日一日晴れなので、山歩きに出かけた。
以前から気になっていた場所と山がある。
山梨県道志村と菰釣山(こもつるしやま)。ここに行く事にした。
この地区は神奈川県に接する県境の場所だ。神奈川県側は裏丹沢と呼ばれる地区になる。
道志の山並みは横浜市や神奈川県の水源地になっている。
菰釣山(1379m)はちょうど県境の尾根の上に頂上がある。
登るには車やバスしか交通手段がない不便な場所からだけで、周辺はキャンプ場の看板がつづいていた。
朝遅く七時少し前に自宅を出発して、登山口に近い「道の駅道志」には9時ちょうどに着いた。
静かな村の佇まいに突然場違いな雰囲気の施設が現れた印象だった。
相模湖インターから道志への道は狭く曲がりくねっていて、オートバイライダー達のツーリングのメッカのようだ。
道すがらやここ道の駅にも沢山のライダーが集まっていた。
ここを過ぎて山に入り「道志の森キャンプ場」に駐車料金500円を払い車を止めて歩き始めた(9時45分)。
沢沿いに続く林道の終点が登山口で、10時20分に着いた。
展望のない樹林帯をひたすら登ると尾根道(ブナ沢乗越)にたどり着いた(11時10分)。
そこかしこにブナの白い花びらが落ちていた。見上げると空を透かして緑が濃い。


この先に立派な避難小屋があった。トイレはなかった。
菰釣山頂上には11時40分着。天気が良ければ富士山がドーンと見えるはずだがガスで見えない。
ここでのんびりした。湯を沸かしお茶を飲み、セブンのあんドーナツと定番のチキンラーメンを食べた。



今回は新しく購入したアルコールコンロを試すのも目的の一つだ。
老舗のトランギア製、緑色の風除けはepigas製。
思った以上に火力が強く、すぐお湯が沸いた。約5分あまり。
テントを担いでの大きな山の縦走で使うには500ccの燃料用アルコールがどのくらいもつかわからないと困る。
ラーメンもすぐ煮えた。10分かからない。
火力が強い分、どうも燃費(燃料効率)はあまり良くないのかもしれない。
長旅に出る前には、しっかり実験して燃料計画を立てないといけない。
帰りは尾根道を引き返し、さらに中之丸、城ガ尾山を過ぎて城ガ尾峠から下った。
登山道は荒れていた。ほとんど踏み跡がなかった。
ところどころ崩落しており、急斜面はロープにしがみついて慎重に下った。
出発地の駐車場には15時15分に着いた。山の中はガスが流れていたのに下界は快晴だった。
蝉と鳥の鳴き声と自分の足音だけが聞こえる静かな山歩きで、山の中ではだれにも出会わなかった。
帰りの道路は東名高速が海老名周辺で渋滞していて家には18時に帰り着いた。