敬老の日にイチジクジャムを作る

今日は敬老の日、あいにく朝から雨が降る。

孫のマド・ヘーからジジ・ババ宛に可愛い葉書が届いた。

にひゃくさいまでいきられますように、と書いてある。

昔だったら百歳までだったのに、二百歳はちょっと長生きすぎだね、と微笑む。

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朝からイチジクを煮てジャムを作った。

漢字でイチジクは無花果と書く。花のない実と書くのは、どうみても理不尽だ。

実の中のつぶつぶひとつずつが花なのだけれど外から見えないのでこの字が当てられたようだ。

仙人の食べ物のようなひょうきんな形で濃い紫の実がマーケットの棚に山積みとなっているとそこだけ特別な存在感を放つ。

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日持ちしないので、今が盛りの大安売りは、まさにこの時期だけの秋の味覚のお裾分けだ。

柔らかく、独特な舌触りと少し青臭いような甘みの実を刻んで、砂糖をまぶして煮詰めると鍋から立ち上る香りで家中がイチジクの木の下にいるようになる。

整腸作用もあるイチジクは栄養満点、昔から不老長寿の実と言われている。