今日、関東地方に春一番が吹いた。例年より随分と遅い風の日だった。気温が上がり日差しも暖かくて春の到来を肌身で感じた一日だった。
いつものようにバスに乗って大船まで行き、あとは徒歩で鎌倉の尾根を目指した。そこかしこに紅白の梅の花が開き道端には水仙の隣にタンポポの黄色い花が咲いていた。源氏山では早咲きの桜にも出会った。
夕食は妻が友人にもらった蕗の薹を天ぷらにして食べた。庭で採れたものだという。わずかに苦味のある春の味だった。
春の兆しを満喫しながら平和の幸せを感じた。わずか時差7時間の黒海のほとりで、ロシアのミサイルや火砲によって無差別攻撃が続いているウクライナの人々を思うと胸が張り裂けそうになる。せめてこどもや老人が無事避難できることを祈るばかりだ。
今年の春は苦い味がする春だ。