ハロウィンの悲劇

日本でもすっかり定着したハロウィンのお祭り。もともとは北欧のケルト人の行事がアメリカに伝わり、こども達が各戸をまわりお菓子をねだるお祭りとして世界に広まったという。

昨日、街に出ると我が家の近辺でも、ひらひらとした衣装で色鮮やかに仮装したり奇抜なぬいぐるみを着た子供たちを連れた親子連れであふれていた。スーパーマーケット前の狭い広場は人でごった返しになっていた。

韓国では邦人を含む150人以上の死者が出る大惨事が発生した。狭い路地に殺到した群衆が将棋倒しになって圧死や酸欠死になった。

まさにお祭り騒ぎが尊い命を失う悲劇を招いてしまった。亡くなった本人や怪我をした群衆はもちろんのこと、その家族や友人もこの祭りの悲劇に言葉を失っているに違いない。あるのは無念の思いだけだろう。

楽しいお祭りも時には命取りになること覚えておかないといけない。

死者の冥福を祈りたい。

ピカソ「ミノタウロマキア」(1935)