梅雨入りまじかの先週、秋田の乳頭温泉郷黒湯に湯治に行った。
五月の連休に予約してあったが、風邪を引いてしまって中止したので、リベンジだ。
黒湯には春と秋の年二回行くことが多い。
今回は初めて田沢湖畔を車で一周した。北東北は観光客が少なくてどこも静かだ。
快晴に恵まれた。
今回は昔からの旅仲間のKM氏を誘っての湯治旅行だ。
朝昼晩と白い温泉に入ると長旅も気にならないほど開放感に浸れる。平日だったので宿はガラ空き、お風呂は貸切状態だった。女性陣二人は混浴の湯に入りに行ったが、残念ながら(?)ほかに客はいなかったそうだ。
天気がよかったので、二日目には秋田駒ケ岳に登り、三日目は八幡平をトレッキングして初夏の花を満喫した。
秋田駒の頂上直下の阿弥陀池周辺では黄色いミヤマダイコンソウの大群落が見事。ニッコウキスゲはまだ咲いていなかった。焼森の砂地には駒草がチラホラだった。最盛期にはまだ早かった。お昼は池のそばに建つ避難小屋でカップ麺とおにぎりを食べた。山で頬張るおにぎりは格別に美味しかった。
花の種類は八幡平の方が多い印象だった。大きなシラネアオイの株やゴゼンタチバナ、キヌガサソウが見事だった。今年はコバイケイソウの当たり年のようだ。
いつものごとく自炊の湯治旅、食事は秋田名物きりたんぽ鍋に、我が家定番の自家製ナポリタンだった。
四日目の帰りに盛岡で有名な神子田(みこた)朝市によって昔懐かしい醤油ラーメンを食べた。お土産に柔らかそうなほうれん草を買って帰って、常夜鍋にして食べた。
いつ行っても帰るとまたすぐに行きたくなる北東北はまさに心の故郷だ。