ニュースで鎌倉の鶴岡八幡宮の蓮池の花が咲いたと言っていたので早起きして花見がてら鎌倉に散歩に行った。
段葛には人っこひとりおらず大鳥居から八幡宮までずっと見通せた。
蓮池には朝早くだったからまだ開花していない蓮が多かったけれど、一面に広がる蓮の葉の中にところどころ、白やピンクの花が開いていた。
清らかな蓮の花は極楽浄土の象徴なのに、武運長久の神様を祀る神社に何故大きな蓮の池があるのだろうと常日頃から不思議だった。最近になって奈良時代に起源がある我が国特有の本地垂迹思想では八幡神の本地仏は阿弥陀如来と成書に書いてあったので納得した(「芸大の先生に教わる仏像の歴史」(礪波恵昭、真舟きょうこ著、2025年、淡交社刊))。
暦の上では夏至を過ぎて梅雨の最中なのに猛暑が続く。
今朝は風は吹いて気持ちの良い朝だった。
もうじき七夕。吹き流しが風に揺れてもうすぐもっと暑い夏が来ることを実感させてくれた。