3泊5日の温泉三昧

4月30日の夜、東北道を走って本州を北に向かった。
特に目的地はなしだが、恐山に行くことにした。
30年ぶりくらいに来た恐山はすっかりきれいになっていた。
仁王門や本堂はこんなではなかったけれど境内には昔同様、温泉小屋があった。


30年前はこんな感じだった(↓)。

すぐ温泉に入った。熱いお湯だった。


昔は混浴だったように思うが、今では男女別の掘立小屋のような湯殿。
もともとが無計画だから、宇曽利湖をブラついたあと
近くの薬研温泉野営場に泊まることにした。

テントを設営してすぐそばの夫婦かっぱの湯に入りに行く。

ここもりっぱな男女別の露天風呂だ。
翌日はやはり弘前の桜を見に行くことにした。
小さな田舎町もいまや桜が有名になって一大観光地となり
街には花見客があふれていた。
でもお城を離れると昔ながらの静かな町並みが佇む。
まずは妻の先祖の墓参り。
誓願寺の桜も満開だった。

泊まりは郊外の百沢桜林。岩木山神社の裏の無料キャンプ場。
ここの桜はまだ蕾だ。

車ですぐの百沢温泉に入る。入浴料は三百円。
この温泉は昔、叔母夫婦が経営していたが後継ぎがいなくて
今では人手にわたってしまった。お湯は鉄分の多いうす緑色した熱い濁り湯だ。
テント場の天気はよかったけれど風が強くて
たき火は危険そうだったから、ささやかに松ぼっくりを燃やして暖をとった。
翌日、5月3日はテントをそのままにして岩木山に登りに行く。
強風でスカイラインの終点にあるリフトが運休となって

お手軽登山の予定で軽装備(アイゼンをテントに忘れてきてしまった)だったので
滑落しそうで登頂は諦め
下山してまた弘前城に行った。

おでんに焼き鳥を買ってささやかな花見の会を楽しむ。

なんど見ても弘前の桜は心がなごむ。
午後遅く、キャンプ場にもどり、また百沢温泉に入りに行った。
うっかりして温泉の写真を撮るのを忘れてしまった。
5月4日も快晴。岩木山が美しい。

朝7時に桜林を出発して、ほどほどの渋滞を抜けて夜8時に自宅についた。
のんびりした温泉と桜見物三昧の連休だった。