白濁の黒湯温泉と霧の秋田駒ケ岳

乳頭温泉郷七湯のひとつ、黒湯温泉は単純硫黄泉を源泉とする老舗の温泉宿である。 ブナの森に囲まれた三百五十年に及ぶ長い歴史のある温泉で、名前は黒湯だがお湯は白濁した硫黄泉だ。先達川沿いに温泉が自噴する河原と点在する宿泊棟や茅葺の自炊棟、川沿い…

太平湖と小又峡の滝巡り

太平湖の航跡 北東北の旅は三日目、連休最終日の7月26日は日曜日。もし天気が回復するようであればもう一度森吉山に登って北東北の山々を眺めたいと思った。残念ながら目覚めると外はしっかりと雨だった。 前夜、次の宿泊地をどこにするかあちこち探している…

森吉山と秋田内陸縦貫鉄道

今回の北東北の旅は予定未定で出発した。訪れたい場所は複数あった。 最初に泊まる宿だけは決めて、あとは泊まるところが見つからなければ、すぐそばに立ち寄り温泉がある定番の岩木山山麓の桜林キャンプ場に野宿するつもりでテントと炊事用具と生米を車に入…

八幡平

秋田と岩手にまたがる八幡平は太古の噴火によって噴き出た溶岩がもっこりと固まった高原のような山である。まるで緑色の握り飯を押しつぶしたような火山地帯だ。 名前は、むかし、征夷大将軍坂上田村麻呂がこの地で八幡神に武運長久を祈願したことに由来する…

梅雨明け間近

去年採れたタネから咲いた朝顔 今日から早、八月。今日は久し振りに午前中から抜けるような青空が広がりようやく梅雨明けが近づいたようだ。(追記、昼のニュースでは気象庁が関東地方の梅雨明けを発表した。) 温暖化の影響だろう、今年の梅雨もあちこちで…

土用の鰻

雨の日が続く毎日。去年取った種子から育った朝顔に連日青と赤の花が咲く。 今日は日曜日、久しぶりに昼前から日が差した。 夏の常食スパイスカレーの材料が底をついたので電車に乗って買いに行った。 調べてみると我が家のスパイスの在庫は19種類(シードと…

梅雨の尾瀬ヶ原

嵐のような雨と風の梅雨模様が続く。 こんな天気の毎日だけれど、しばらく尾瀬に行っていないので、さんざん迷ったあげく、日帰りで尾瀬ヶ原の空気を吸いに行った。 車中ずっと雨。 戸倉駐車場に車を停めはしたが、引き返そうかと思った。 意を決して乗り合…

西表島紀行(つづき)

紺碧の海に囲まれた島々は息苦しい都会の住人にとって、そこはかとないロマンを誘う。 かつて奄美諸島から八重山諸島に及ぶ広大な海に浮かぶ南の島々は琉球王国の領分であった。明治政府によって王朝が崩壊させられるまでの450年間、琉球諸島は独自の文化、…

西表島紀行

石垣島の英雄、具志堅用高の像が建つ石垣港 空港のない西表島へは石垣島から高速船に乗って渡る。石垣港離島ターミナルから小一時間だった。 今回の西表島訪問の目玉はサガリバナ鑑賞である。 旅行好きの友人から一生に一度は見る価値があると勧められて、こ…

梅雨のさなか

入梅前から暑い日が続いたので今年は空梅雨になるのかと思っていたら、本格な雨と風の梅雨になった。 ビル風に雨が吹き上がり外に出ると少しの時間でも全身びしょ濡れになる。 今日の午前中、大雨で熊本の球磨川が氾濫したとニュースに流れた。 雨のあがった…

夏至

今日は夏至。 朝から曇り時々晴れ、突然大粒の雨。の、梅雨らしい一日だった。 気温が上がらず半袖シャツに半ズボンでは寒いくらいだった。 ここいらは厚い雲に覆わていたが、西日本では晴れ間が広がり、夕方、部分日蝕が見られたようだ。つぎの日蝕は三年後…

雨に歩けば

雨に濡れたアジサイに蟻が一匹 霧の朝アジサイの花に蟻一匹 (青羊) 小雨の降るなか丘に登ると 富士も大山も霞んで見えない 坂を下って公園に脚をのばすと 林ではリスが梢を飛び回り 蓮池にウシガエルの遠吠えが響く あたりは花盛り

駅弁を食べよう

先週末からぐんぐんと気温があがり、連日30度前後の厳しい真夏日となった。 季節が巡る。 関東地方では平年より数日遅れて、一昨日(6月11日)梅雨入りした。 入梅前夜の夕空は厚い雲に覆われ、蒸し暑い梅雨の始まりを宣言するようだった。 夕日に照らされて…

サクラマスを食す

サクラマスは初夏が旬。 珍しく近所で売っていたので今夜は北海道で捕れたサクラマスを食す。 サクラマスはヤマメが海におりて成長したものを指す。 秋に見事な紅色の婚姻色になるのでこの名前で呼ばれている。 赤身は淡白だが、芳醇な味わいの油が美味い。 …

春の終わり

皐月は早苗月の転訛だという。 今日で5月が終わる。春の終わり。 九州はきのう梅雨入りしたようだ。 生まれて初めて家籠りでひと月を過ごした。 長く、短い今年の春だった。 フウセンカズラも朝顔も難関を乗り越えて育っている。 去年は八粒種を撒いて二本し…

絵を描く

暇なので絵を描く。 同じモチーフを水彩とアクリルグアッシュで描いてみた。 ぜんぜん違う雰囲気になる。 これはこれで面白い。 次はレギュラー・アクリル絵の具で別のものを描こう。 いつか絵本を描いてみたいなあ(夢です。

寿命

別れは突然にやってきた。 昨日の朝、長年使い込んだ掃除機が突然動かなくなった。 この住まいに引っ越してきて五年目に購入した機械だ。 たかが掃除機、されど掃除機。 あちこち傷だらけになってしまった、往年の友との別れは悲しい。 我が家の道具は、書け…

失敗作

早起きしての朝の散歩は気持ちが良い。 ヒンヤリとした風が心地よく、朝露に濡れた瑞々しい木々の新緑が美しい。でも、往復で一時間歩くと疲れてしまい日中はダラダラしてしまう。 昨日は先週から挑戦中のスカイプでテレワークをした。画像なしのチャットの…

息切れゼイゼイ

一昨日、神奈川県を含む全国の新型コロナウイルス感染にともなう緊急事態宣言が解除された。これを受け神奈川県では27日午前零時から外出自粛要請と休業要請を解除すると正式に発表された。 4月7日に宣言が発動して昨日は50日目だった。「50日目の朝」という…

アスパラガスは天を目指す

沖縄では梅雨入りだという。早々と台風一号も発生して、春から一目散にに初夏に向かい出した。 梅雨を控えて、すでに九州では豪雨に見舞われている。 一昨日、8都道府県を除く国内各地で新型コロナウイルス感染の蔓延に伴う緊急事態宣言が解除された。 残念…

消毒薬が届いた

緊急事態宣言が延長された。 5月末まで概ねあと1ヶ月の期間が目安で、感染患者が減少すれば途中で解除もありうる。二週間後には見直しが行われるという。 どのような状況ならば解除されるのが明らかになっていないので籠の鳥状態にストレスがいっそう昂まる…

お袋の味

今日はこどもの日。例年なら大きく青空に泳ぐ鯉のぼりを眺めながら新緑を訪ね旅に出ているはずだ。 薄手のシャツに着替えても、気温が上がり汗をかく蒸し暑い日になった。 我が家のこどもの日の定番は中華チマキ。去年はこの時期、自宅におらず食べなかった…

ひとはパンのみによって生きるに非ず

「旧約聖書・申命記第八章」にあるモーゼの言葉、およびそれを引用した「新約聖書・マタイ伝第四章」にあるイエス・キリストの言葉である。 「小人閑居して不善を為す」という言葉もある。四書五経のうちの四書の一つ、大学の第一章一節に出てくる有名な言葉…

近未来を考える

今日から五月、今日は八十八夜。気づかぬうちに夏が近づいている。 窓を開けると心地よい風が吹き込んでくる。まさに風薫る五月だ。 COVID–19 一色の毎日なので、少し頭を切り替えて近未来について考えてみたいと思う。 緊急事態宣言が出されたあと、社会も…

パクチーの花が咲く

いい天気でまさに春爛漫である。 ゴールデンウィークの初日は朝から明るい日差しで迎えた。 ずっと自宅で過ごす毎日だが、嬉しいニュースがあった。 パクチーに小さな白い花が咲いたのだ。初めての出会い。 匂いや味が強烈な個性からは想像しにくいなんとも…

ステイ・ホーム

認知機能の衰えを防ぐために高齢者にとって重要なものは「キョウヨウ」と「キョウイク」であるという。 「キョウヨウ」は教養ではなく「今日、用がある」、キョウイクは教育ではなく、「今日、行くところがある」である。 新型コロナウイルス感染症の流行で…

完璧な本格的スポンジケーキを目指す

いろいろな包装紙や紙袋を使って箱を作ってみたが、材料がなくなり事務用品の店が休業中なので先に進めなくなった。思い立ってアマゾンで注文し黒いラシャ紙を購入した。 手当たり次第に家にある紙を張り付けみたが、表装は黒い紙が自己主張がなく、しっとり…

四六時中家で暮らす日々

コロナウイルス感染症の蔓延にともない政府の緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大された。 都会はもちろん地方でもこのまま患者が増えると医療崩壊が起きることが危惧される。 ノーべ文学賞を受賞したカミュの小説「ペスト」に描かれた世界が現実に広がりつ…

筐体を作る

不要不急の外出を控える要請に従ってほぼ一日中、家の中で過ごしている。 そもそも人生は不要不急の暇つぶしのようなものだから、家にいてもそれほど退屈な思いはしない。 家ですることといえば読書と音楽鑑賞が定番だけれど、このところの出版不況で行きつ…

桜が散る

桜散る コロナウイルスが猛威を振るい、明日には内閣総理大臣が緊急事態宣言を行うようだ。 心から待ち焦がれた桜の花はいよいよ満開を過ぎて散り始めた。 明るい日差しの溢れる今日は近所の小学校で在校生のお迎えのない入学式が行われていた。 図書館に行…