帯広2泊3日

帯広畜産大学の卒業式を見物に2日3泊の旅行に行った。
とかち帯広空港は町から30キロ近く離れた十勝平野の雪原のなかだった。
帯広市十勝平野の中心地で、人口は16万あまり、畜産と農業の町だ。
行った晩は市内の帯広ビール製造会社直営のレストランでチーズ、ソーセージ、ピザ、野菜サラダを肴に地ビールを堪能した。

地産のビールは麦の甘味が強い今まで味わったことにない風味だった。
すべて十勝産の品々はいずれも絶品だ。
この地が食の宝庫、日本の食糧庫と言われるだけのことはある。
市内は春の兆しで、すっかり雪も解け晴れた2日目の日曜日には8℃まで気温が上がった。

(ピンクのビルは地元のカレーチェーン、その名もインディアン。カツカレーを食べた)

碁盤目になった市内を散歩すると春を告げる福寿草が家々の庭に咲いていた。

車に乗って十勝川温泉に近い展望台に登り広大に広がる十勝平野を眺めたあと

池田町のワイン城を観光した。

(想像していたより近代的、お城と言うより倉庫のようだ)

この日は白ワインが飲み放題で紙コップが味気なかったがお代りをし、レストランでは赤ワインを飲み、ランチと地産の牛肉を賞味。
赤ワインは一番安いトカップと一番高い銘柄(忘れた)を飲んだ。
どちらも、うまい!。
町に戻り夕方は、十勝ばんえい競馬を見物した。

1トンの荷を乗せた橇をひいて2か所の丘の様になった障害のある直線コースで速さを競うレースだ。

道産子は逞しい脚をしていた。
千円だけ馬券を買ったら3連複が当たり、儲けはなかったけれど
元はとれた(正確には110円の勝利!)。
卒業式の3日目も快晴だった。でも気温は低く朝はー9℃、日中も零下の真冬日だった。
国立大学唯一の単科大学のこの学校の敷地は広い。
あちこちに馬や牛がいて独特な雰囲気だ。
研究室のなかはモダンで、ちょっと外国の大学のようだった。
卒業生は270名前後、女子学生の華やいだ袴姿が門出の祝典に花を添えていた。
質素だが厳かな卒業式は1時間あまりで終わり

会場の講堂前には吹奏楽部のファンファーレが流れ在校生が酒を注いで卒業生を祝っていた。


吹奏楽部の卒業生名簿)

式典のあと駅前にもどり旅行の記念に今では全国区で有名になった六花亭の本店でコーヒーを飲みお土産を買った。
そのあと真っ白に広がる雪原の中をオンボロバスで空港まで走り、帰ってきた。
早春の北海道のんびり旅行は楽しかった。
これで肩の荷が下りた(はずなんだけれど・・・)。