梅雨の晴れ間

入梅した途端に、激しい雨が降り、昨日の朝は職場に行くまでの間にずぶ濡れになってしまった。
そうかと思うと一転して、目がくらむほどの眩い光が差す日が現れる。

(山椒の鉢植えに青虫がついた)

(バジルの葉も大きくなっている)
不安定な天気に、おバカな職場のエアコンがついて行けず部屋が寒すぎて、
今日は一日上着を着て過ごした。
先週の土曜日は、前の職場のみんなが退職記念の「囲む会」を開いてくれた。
33年勤めた職場の、正式な送別会だった。
有難いことに、OBやOGや職場関係者以外の外部の方々も集まってくれて、
盛大で明るく楽しい会にしてくれた。
記念品を授与され、帰宅して目録を開けてみたら、白紙のままで何も書いていない。
ドッキリの余興かもしれないなあ。

挨拶は苦手で、うまく長年の感謝の言葉を述べられなかったが、
こんなにも長く職務を全うできたのは、多くの人に支えられたからこそと心から感謝したい。
緊張の連続の職場を退職したことは寂しい気もするが、
気分一転、体も心も新たな人生に向かって充実させないと、
せっかく送る会を開いてくれたみんなに申し訳ない。

(いただいた真紅のバラの花)
これでひと段落、卒業したことの気持ちの区切りがついた。

今朝は4時過ぎから西の空も朝焼けが美しい、虹の出るような不思議な夜明けだった。
もう第2の人生が始まっている。
一日一日、生きていることを自分の中で見つめなければならないのだろう。
朝焼けとともに、今がある不思議に静かな興奮が迫ってくる。