衆議院選挙

いつも選挙には必ず行っている。
地方選も市長選も国会議員の選挙も義務であり権利であるから必ず欠かしたことはない。
しかし、明後日に控えた衆議院選挙には行く気がしない。
そもそも、なんでこの時期に衆議院が解散したのか理解できない。
争点はアベノミクスの推進の是非を問う選挙だとの触れ込みだが、
そもそも消費税アップを延期することを決めてしまい、
景気回復を目指す与党の主張に対して野党からの代案のない選挙だ。
税金が上がるのを喜ぶ国民はいないが、
長寿社会を迎え、こどもを産めない社会には身を切る改革が必要なのは
誰でもが理解している。争う論点がないのだ。
まるで選挙にならない状況のなかで解散を断行したのには違う理由があるからだろう。
脆弱な野党を蹴散らし、党利党略で圧倒的多数を与党が占めたうえで、
憲法改正を目指すことが目的だとしか思えない。
それならば、はっきりと国民に問えばいい。
閣議決定憲法解釈を小手先で変更することには賛成できない。
近隣の大国からの脅威が迫っていることをはっきりと論点にして、
国民に危機対応の是非を問う選挙であれば異論はないが、このやり方はいけない。
歴史に残る愚行だ。
野党もだらしない。
票を入れたい候補がいないのだ。最善でなくても次善の選択すらない。
そう思うと、選挙に行く気がしない。