映画と読書の一日

夜半に雨が降って夜明け頃にはまだ降り続いていたので、今日の遠出は諦めた。
このところあまり映画館に行っていないので、久しぶりに映画を観に行くことにした。
観たのは「駆け込み女と駆け出し男」(原田眞人監督・脚本、大泉洋主演)。江戸時代晩期の縁切り寺、鎌倉東慶寺を舞台にした男女のドラマだ。
予備知識なくコメディだと思って観に行ったが、とてもよく出来た映画だった。
展開がスピーディで、話に奥行きがあり、映像が綺麗で、娯楽作品としてもよくできている。この監督の腕を感じる。大泉洋の演技が良くマッチしていた。
原作は井上ひさしの「東慶寺花ごよみ」。こんど読んでみよう。
午後は読書で過ごす。
以前、図書館に頼んでおいた本が届いていたので、「宇宙が始まる前には何があったのか?」(ローレンス・クラウス著、青木薫訳、文藝春秋社)を読んでいる。まだ半分弱だが、宇宙の起源ービッグバンについての解説書だ。
ぐんぐん読ませるが、まったく理解しがたい難解な内容だ。
膨張し続ける宇宙とその始まりについて、発見に至る歴史を交えて書いてあるが、そのなかに「無」についての記述がある。
そもそも哲学的に「無」を定義することは意味のないことだと述べている。
読み終わったら、詳細を書き足そう。
夕食にはもやしとピーマン、豚肉の野菜炒めにカレイの煮付けを食べた。