暇つぶし

上高地は日本のアルプス基地

夢のようなスイス旅行の余韻が覚めぬなか、蒸し暑さに辟易して、上高地にキャンプに出かけた。 自宅を朝5時に出発、沢渡でタクシーに乗り換えて上高地小梨平キャンプ場に10時すぎに着いた。涼しい。上高地の気温は25℃だったが、蒸し暑さは感じない。夏…

雑草という植物

いきなりの真夏日が続いたあとは梅雨入りを思わせる雨となった。奄美諸島や沖縄は梅雨入りしたようだ。早々の入梅かと思ったが、例年より少し遅いそうだ。 五月は一年で最も爽やかな季節。晴れた日の散歩にはこれ以上の時季はない。あちこちの植え込みには紫…

コケコッコ花

幼い頃に覚えたものの名前は一生忘れない。 バス停前に鮮やかなタチアオイが咲いていた。 北海道で生まれ育った妻はこの花を見て、地元ではこの花をコケコッコ花と呼んでいたという。子ども達が花びらを鼻の先につけて鶏の真似をして遊ぶのでこの名で呼ばれ…

母の日に線香を灯す

今日は母の日。親不孝な息子は遺影に線香を灯して遅まきながらの感謝を示す。 昨日も今日も雨が降ったり止んだりの気まぐれな一日だったので、二日続きで映画を観に行った。 昨日は「サハラのカフェのマリカ」を観た。サハラ砂漠を走る一本道で小さなカフェ…

山のホテルのつつじは見ごろを過ぎていた

今日は朝から快晴。乾燥してさわやかな五月晴れだ。ずっと以前からこの時季に一度行ってみたい、見てみたい場所がある。昨日ブログをみると今が見ごろと出ていたので、箱根の小田急山のホテルのつつじ・シャクナゲフェアに行ってみた。 これまで何度か箱根に…

秋田の名峰、乳頭山に登る

東北自動車道を盛岡インターチェンジで降りて一般道を走り、岩手県との県境の仙岩峠の茶屋を越え秋田県に入ると曲がりくねった山道につながる。道路標識にしたがって田沢湖から秋田駒ヶ岳を眺めながら桜並木の山道に入り近代的なホテルが建ち並ぶ田沢湖高原…

トラットリア・デ・ケンゾーでランチを食べる

奈良旅行に行ったり、仕事の予定もあったので、今年はまだ地元の桜を見ずに過ごしてしまった。そもそもこんなに早く桜が咲くとは思っていなかったし、全く予想外の季節の移ろいに、それこそ狼狽と言ってもいいような心境になる。地球温暖化のせいなのか、世…

竹富島花夢想

立春を過ぎても寒波の襲来で寒い日が続く関東を離れて常夏の南の島に避寒の旅に出た。 全日空で石垣島に飛びさらに観光船に乗って海を渡り花の島、竹富島に着いた。 あちこちに亜熱帯の花が咲く。アダンやバナナやパパイヤの実がにぎやかに実り、白い道とオ…

母の命日

今日は母の命日。今年で亡くなってちょうど十年になる。犬の散歩の途中に転んで骨折し、長い療養生活のあと脳梗塞を併発して寝たきりになってしまった母だった。気が強く、それでいて細かく気遣いのきく、めげない気丈な人だった。生前に、人一倍心配をかか…

今日は大寒

新しく家族になった日立冷蔵庫470L 大寒の金曜日。この週末から来週にかけて十年に一度の大寒波が襲来するらしい。この数日、どうも寒いと思っていたが、どうやら歳のせいばかりではないようだ。 寒さは高血圧の高齢者(自分のことです)には命取りだ。体を…

身辺雑記_「ちむどんどん」と山の小説

花より団子のたとえあり 昨日は中秋の満月だった。ススキを花器に生け、団子と月餅を飾ったおかげだろうか、綺麗な満月が眺められた。 11号につづいて台風12号が先島諸島に近づいている。例年のことなので沖縄の人たちには年中行事の台風襲来なのかもしれな…

なんのために食べるのか

生きるために食べるのか、食べるために生きるのか。難題である。 若い頃は生きるために食べていた。その日その日を乗り越えるためにエネルギー補給が必要だった。 最近は朝起きるとまず最初に今日の晩飯は何を食べようかと考えるようになった。若い頃とは明…

九月の虹

奇妙な動きをして太平洋から日本海に進路を変えた台風11号がもうじき熱帯低気圧になりそうだ。 今朝小雨の中、大きな虹が出た。 天気が不順でこのところ良く虹を見るが、早朝の居間の窓からこれまで虹を見た記憶がない。 日中はまだまだ暑い日差しが降り注ぐ…

知床旅情_羅臼岳頂上からオホーツクを眺める

羅臼岳頂上から知床連山を見る 国後島 北海道の東端、オホーツク海に角のように突き出した知床半島は、昭和生まれの世代には加藤登紀子がギターひとつを伴奏に哀愁を込めて歌いヒットした、森繁久彌作詞・作曲「知床旅情」の歌詞で初めて聞く地名だった。下…

大雪山旭岳に登る

深田久弥の山岳エッセイ「日本百名山」は北海道の孤島利尻島に聳(そび)える利尻山に始まり屋久島の宮之浦岳に終わる。 利尻山に子どもたちを連れて登ったのは今からちょうど30年前の夏だった(1992年8月17日)。この日は暑い日で持参の水を途中で飲み干…

ジオパークについて

隠岐空港に着陸すると、「隠岐世界ジオパーク空港」の看板が真っ先に目に入った。ジオパークとはなんだろう。世界自然資産とは違うのだろうか。さっそくスマートフォンで調べてみた。 ジオパーク(Geopark)は、地球や大地を意味するGeoと公園を意味するPark…

冬のオリンピック

(沈む満月と日本の夜明け、 AY氏の写真借用) 冬季北京オリンピックもあと二日を残すのみとなった。 今回のオリンピックはコロナ下の厳重管理下の開催ではあったけれど見どころ、話題の多い大会だった。記憶に残る大会だったと感じる。 メダルの数で言えば…

あんパン考

昨日はバレンタインデーだったのでお昼のお弁当はチョコレートパンにするつもりで、電車に乗る前にコンビニに寄った(ひとりチョコプレゼント)。 調理パンの隣の棚に甘い菓子パン陳列されていたが、昔ながらのサザエのような形で中にチョコレートクリームの…

春風亭一之輔を観に行く

今日は建国記念日、首都圏の大雪予報は大外れ。朝には霙も上がって陽が差し、わが居住地あたりは風の冷たいカンカラカンに干上がった冬日となった。 老人は大雪で転んで怪我をしても眉を顰(ひそ)められるだけなので、数日の家籠りにも耐えられるように、新…

大雪狂想曲

雪は豊年の瑞(しるし)。 万葉集(三九二五)に「新しき年の初めに豊の年しるすとならしに雪の降れるは」と読まれ、年を越して新年(旧暦)を迎えても雪の多い年は豊年のしるしであるという。現代の統計では当たるも八卦当たらぬも八卦当のようだけれど、古…

豆の話

(備蓄の豆) いよいよ明日は節分。こどもの頃から慣れ親しんだ楽しい行事、鬼は外、福は内と叫びながら福豆を玄関や外の庭に撒く、豆まきの時季になった。 節分の豆まきは、古代中国の行事に由来し、日本では平安時代に宮中の儀式として始まったらしい。は…

誕生日プレゼント

この春に小学4年生になる孫のへーちゃんの誕生日が近い。 コロナ禍でめっきり会う機会が少なくなってしまい、最近はどんな暮らしぶりか全然わからなくなってしまった。家族でアニメーション映画を見に行ったり、新型コロナウイルスのデルタ株蔓延が一段落し…

春の兆しを求めて

蝋梅(ロウバイ) 茶畑に広がるロウバイの林 展望台から 神奈川県西部の松田町寄(「やどりき」)に春の兆しを求めて蝋梅(ロウバイ)を観に行った。仕事のない日は家にこもり気味なので、人混みを避けて、気分転換がしたいと思った。 久し振りに車を運転し…

ふるさと納税で地元のマグロを頼んでみた

昨年末、初めてふるさと納税に挑戦してみた。 納税額を調べて上限額を調べたりインターネットでの注文の仕方が複雑で面倒くさい感じがしていたが、意外と簡単に申し込みが出来た。でも他県に税金を寄付してしまうと地元の納税額が減ってしまって自分の町の行…

時間について

最近インターネットを眺めていたら、時間に関する面白い記事をみつけた。 重力が大きいと時間の進行が遅くなり、小さいと時間が速くなるというものだった。アインシュタインの一般相対性理論や特殊相対性理論で予測されていた現象が、高精度に時を刻める「光…

冬至かぼちゃ

今日は冬至。 手作りのかぼちゃ料理の夕餉だった。 海老や玉ねぎなどを煮込んだホワイトソースを小ぶりのかぼちゃに詰めて、オーブンで焼いて出来上がり。 焼き上がりまで待っている間に赤ワインですっかり酔ってしまった。 何故冬至に「かぼちゃ」なのか、…

年の瀬

今年もあと10日となった。気分的にはなんとなく気忙しいけれど、日々の暮らしは淡々と進む。 夕方、所用で元職場近くの尾根道を歩いていると地平の果てに富士山と神奈川の山並みが見えた、 この数日、冬らしい寒波が襲来し、晴れの日が続いている。澄み切っ…

M 式「海の幸」森村泰昌展を観に行く

コロナの第6波がいつ来るのか、心中穏やかざる年の瀬を迎えた。おまけに猛威を奮ったデルタ株ではない、さらに凶悪な新たな変異株のオミクロン株の国内への侵入で一気に緊張感が高まる状況になってしまった。今のうちに行動しておかないと今度こそ都市封鎖が…

葉から芽?

ベンケイソウ 不思議な光景 友人のAY氏から面白い葉っぱをもらった。葉から直接、芽がでるという。 小皿に入れて窓際に置いておいたら約3週間で確かに芽が出た! そのものずばりハカラメとかマザーリーフとか言われているそうだ。 不思議なものがあるものだ…

絵を描く

今日は日曜日。特に予定がないので朝からのんびり絵を描いて過ごした。 10時過ぎに、近くの金魚屋を覗きに行きたいと長男家族が訪ねて来たので、久しぶりに我が家に孫二人を迎えた。姉はずいぶんと背が伸びていた。 金魚屋を覗いたあと孫娘の二週間遅れのお…