国師ガ岳に遠足登山

今週は木・金と東京の椿山荘でお泊り研修会がありぐったりして週末を迎えた。
少しは運動しないいけないと金曜の夜になって、明日は山歩きに行くことに決めた。
と言っても疲れが残っているし、日曜日は雨になるらしいので、近場がいい。
それでもどうせ行くならば景色のいいところに行きたいと欲が出る。
近場の日本百名山では金峰山に何度も登っているが、大弛峠を挟んだ向かいにある
国師ガ岳と奥千丈岳にはまだ登っていないので、
気分転換と運動不足解消に今朝5時半過ぎに家を出て、お手軽山歩きに出かけた。



朝はまだ雲が多く雨になるかと心配したが3時間で大弛峠に到着。

天気は快晴となって、白い雲が力強くなびき、まだ夏の空だ。
峠は車で満杯だったので、いつものように少し下った砂利道に車を停めた。
登山道(というよりは、公園のような木の階段)を金峰山のシンボル、五丈岩を眺めながら登ると
1時間足らずで国師ガ岳の頂上に着いた。



日差しは強かったが、風は少しひんやりして秋を感じさせる。
ナナカマドの実が赤くなりつつあり、ところどころ紅葉も始まっていた。


(国師ガ岳2592m)
遠く南アルプスや富士山を眺めながらの、少し背中に汗をかく程度の運動量しかない小学生の遠足のような登山だが
景色が良くて気分は最高だ。
道沿いにはキノコがあちらこちらに生えていた。
木漏れ日を浴びて苔の緑が美しい。


国師ガ岳で折り返し、北奥千丈岳(2601m)の頂でお湯を交わしてコーヒーを飲んだ。
峠からわずかに登っただけで2600メートルの頂に立てるのはここぐらいだろう。
奥千丈岳へ続く道は荒れていたので今回はパス。
登山道はシャクナゲの森に囲まれていて、花が咲く時期にきたらきっと素敵だろう。

「夢の庭園」という変な名前が付けられた展望台のような休憩所も気持ちがよかった。
紅葉が進んだ頃もいいかもしれない。
少し歩き足りないが、正午過ぎに車に戻り、夕方4時には自宅に帰ってきた。
それにしても圏央道ができて便利になった。
今日のように遅い時間に出かけていたら中央道に乗る八王子までの国道十六号が渋滞で
ゆうに片道5時間はかっかった思う。