旭山動物園観覧記

大雪山旭岳登山の翌日に旭山動物園に行ってみた。有名な施設だけれどこれまで機会がなくて初めての観覧だった。

第一印象はずいぶんと敷地が狭いことだった。全国の動物園の運営に大きな影響を与えてきた動物園としてはずいぶんと敷地が狭い。住まい近くの横浜にはズーラシア金沢動物園があるが、この二か所に比べるとずっと狭い。もう一つある横浜の都会の真っ只中にある小規模で無料の野毛山動物園よりも狭くこじんまりしている印象だった。

展示は面白かった。有名なだけのことがあった。

虎もライオンもカバもペンギンも生き生きしていた。カバの母子は水槽の中を自由に泳ぎ回り、白熊は餌を追いかけて水飛沫をあげて池に飛び込み、チンパンジーは大声をあげて喧嘩をしていた。

その中で圧巻は北海道に生息する鳥達だった。

木を突くアカゲラ、大きなシロフクロウシマフクロウオジロワシオオワシの姿が立派だった。

狭いけれど見応えのある動物園だった。一度ならず二度三度来ても楽しめる動物園であることを実感した。

パンフレットの表紙には旭山動物園を象徴するコンセプトが書いてある。

「伝えるのは、命」

追記

旭山動物園アカゲラの一羽は新ひだか町静内のあかげら動物病院で保護したものだそうです。