新年の決意

年末を台湾で過ごし元旦の飛行機で帰ってきた。
初めての台北をぶらぶらして、ずっと孫たち三人と一緒に過ごしたのんびり旅だった。
はじめに驚いたのは台北市中が煤けた高層住宅の林立する街であることだった。

(連泊したホテルはミラマーガーデン美麗信花園酒店)

台湾料理の品々)

故宮博物院に展示されている国宝(?)の翡翠(翡石)の白菜)

(お参りでごった返す龍山寺
広い道路を挟んで、ほとんどが20階以上ある高いビル群だった。
屋台や市場で台湾料理を食べて過ごしたが、沖縄料理の源流は台湾だろうかと思えるほど似ている。
でも沖縄よりはメニューが多彩だ。物価は思っていたほど安くはない印象だった。
麺や丼物は日本より少しだけ安い程度だった。

(老街(ラオジエ)の雑貨市場)

(中華風海鮮料理も美味しかった)
もう一つ驚いたことは台湾人が礼儀正しく、しかも秩序を守っていることだった。
車の通っていない赤信号の横断歩道でもしっかり青になるまで待っているし、
地下鉄ホームでは綺麗に整列して次の電車を待っていた。
それに老人に親切だ、すぐ席を譲ってくれたのは日本人だからではないようだった。
帰国した翌日の二日にはカンちゃんがラズベリーパイ一式をリックに背負って遊びに来た。
すでにかなりプログラムには精通していて、自宅では話し相手が居なくてつまらないからだろう。
うっかりして、お年玉を渡し忘れてしまった。
三日には、久しぶりに混雑は承知で川崎大師に初詣に出かけた。

川崎駅から歩いて行った川崎大師(平間寺)の参道は人で埋め尽くされていて、
お参りはのろのろ歩きで3時間近くかかった。
ようやくお参りが終わるとすっかり午後になってしまい、
列に並ぶ前にたこ焼きを食べておいたのは正解だったが、
それでも帰りには空腹で腹が鳴り参道入り口近くの老舗の寿司屋(恵の本)に飛び込んでしまった。


初めての店だが江戸前穴子寿司は絶品で、樽酒が空きっ腹に染みわたる貴重な大当たりのお昼ご飯だった。
仕事始めは四日だった。旅行に行ったせいもあるが、今年は暦通りの休みがあっとう間に終わってしまった感覚だ。
年が開けたとたんに、予期せぬ仕事が舞い込み、来週の十四日に某所で、とある団体の神奈川県人会で代理講演をすることになってしまった。さあ大変だ。
その翌週の土曜日にも英語で講演もしなければならない(これはでも短い時間の挨拶程度だから付け焼刃のカタカナ英語でなんとか乗り切る予定)。
新年早々、今週は3回も新年会がある。今夜は2回目で東京まで足を運ぶことになっている。
今朝の新聞に「高齢者は75歳から」という定義が、老年学会などから国に提言されたと出ていた。
元気で年を取り健康長寿は喜ばしいことだけれど、これってまさか
年金支給を75歳からに引きあげるための前工作ではないだろうかと疑心暗鬼になる。
一億総活躍社会を目指すと首相が唱えているのも、死ぬまで働けと言っているように聞こえる。
体の健康はもちろんだが、頭脳の健康の方がもっと気にかかる。
せめて認知症が進行しないように
今年も意味不明のブログを書いたり、孫とプログラムを考えたりして
頭を使ってボケ防止に努めたい。