剱崎の磯

大寒波の襲来でここ数日、寒い日が続いている。
今朝はここらも氷点下の気温だった。今年初めてだ。
それでも日中は日が差して風さえ吹かなければ、いい天気のウォーキング日和だった。
昨日懸案のひと仕事が片付いたので、
今日はリフレッシュに三浦半島先端にはある剱崎の磯を歩きに行った。
身近な三浦半島であるけれど、ほとんど行ったことがない。


三浦半島はいまが大根の収穫時期だ。一面の大地に広がる畑の緑が色濃い。
絶好の収穫日和だったからだろう、日曜日なのにあちこちの畑で収穫の真っ最中だった。
名産の三浦大根の時期は過ぎてしまったのだろう、収穫ははみんな青首だいこんだった。
三浦地区は広々とした畑が丘につながり、空が大きく、その先には紺碧の海が広がる。
あたりを一望できる展望台があれば、昨年の夏訪れた北海道の富良野の景色のように
様々な畑や耕地の織りなす自然の光景が見られて観光名所にできるのではないかと思う。
畑の先に、ポツンと灯台が立っているのが見えた。これが東京湾の入り口に立つ剱崎灯台だ。
明治4年に建てられた国内でも古い近代式灯台で、近くまでは京急三浦海岸駅からバスで行ける。
その先が荒磯を歩くコースだ。



波打ち際をずっと歩いて行く。
ところどころで波が打ち上げ、濡れそうになった。
荒磯の突端にはちらほらと釣り人の姿が見えた。波にさらわれないのか見ているだけで心配になる。
陸側は切り立った岸壁が続き、盗人岬とか、とんでもない名前の付いた場所がある。
昔、盗人が追い詰められてここまで逃げてきても絶壁で飛び降りられず捕まえられてしまったのが由来だそうだ。
猫がたくさんいた。みんな綺麗な毛並みをしていたので飼い猫の散歩なのだろう。



昼時になったので宮川湾のヨットハーバー入り口で一休み。
ここは首都圏では最初に風力発電が始まった場所だそうだ。
駐車場前の小さな食堂で昼食を摂りビールを一本飲んだ。
はばのり定食とメカブマグロ丼を注文したが、質の割には値段が高い。
まあ、おばあちゃんたちの暮らしの支えになっているならしょうがないかと納得する。

(まるよし食堂)

(マグロナカオチとメカブの入った海かけ丼は1300円也)

(ハバノリ定食、1000円也)
ここからまた城ケ島新道入口まで歩いて行くと、雪がちらついてきたのでバスに乗り、
三崎口駅から電車に乗って帰ってきた。
飛び飛びでも、何回かに分けて三浦半島を歩いて一周しようと密かな計画を立てている。
今日の歩数は20,000歩あまりだった。
なかなかいいウォーキングだった。