大雪と草津白根山の噴火

強い寒気をともなう低気圧が関東地方を通過して
昨日の昼から夜中まで雪が降り続き四年ぶりに大雪が積もった。
雪の勢いが強くなった夜半には北側のベランダでは20センチに届くくらいの積雪となった。
おかげで静かな夜になった。まさにしんしんと夜が更ける感じ。
今朝、新聞をとりに出てみると家の前の道はすでに融雪してせいぜい数センチの雪が残っているだけだった。
雪が積もるといつも見ている風景もまったく違ってみえる。まるで北欧の町に来たようだ。


都会は雪に弱い。
ひとたび大雪が降ると道路が渋滞し、交通事故が頻発し、高速道路や空港が閉鎖になるのが常だ。
今朝の職場への通勤バスもしっかり遅れて、おまけに渋滞のせいで運転手がトイレ停車してしまったので
出勤にはいつもの二倍の時間がかかった。
まだ道路わきには雪がけっこう残っていたので大型車やバスはチェーンを装着して走っていたが
自家用車や小型の軽自動車はほとんどがチェーンを付けておらず、スタッドレスとは思えない普通タイヤのまま走っていて、危険きまわりない。
それでも日が昇るとどんどん気温があがり昼頃には歩道に雪がのこるくらいで車道はほとんど雪がなくなった。
昼休みにニュースを見ると大雪のニュースのほかに草津白根山が午前中に噴火したとアナウンスがあった。
この山を周遊したのは今から二十年以上まえの1997年の6月だった。
近くの草津スキー場では雪崩が起き、噴石が飛んで犠牲者が出ている。
どんなに備えや警戒があっても自然現象にはとても太刀打ちできない。