桜見物二連ちゃん

今年は桜の当たり年だと思う。身延山に続いて先週末には二日続きで桜見物に出かけた。

土曜日(4/2)は立川の昭和記念公園記念公園と高尾の多摩森林科学園に行った。友人の AY 氏のお薦めだった。

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昭和記念公園

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昭和記念公園はJR 立川駅のそばにある。西立川駅は公園入り口につながっていて電車ならこちらが便利だろう。広々とした公園内は天気がよかったせいもあって若い家族連れで賑わっていた。立派な桜並木があり満開の桜が青空に映えて綺麗だった。噴水や遊具があって、あちらこちらに花畑がありチューリップをはじめ色々な花が咲いていた。丹精込めて手入れされていているのに人工的な雰囲気はそれほどないのは敷地がとてつもなく広いせいだろう。ぶらぶら歩いても全部歩き尽くすのには体力が必要だ。入口近くには貸自転車もあるので隈なく回るにはこの方が良いと思う。いずれにしても運動不足解消にはもってこいの公園だった。

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園内にも数ヶ所レストランや売店があるので午前午後と手ぶらで散策ができるが、この日は昼過ぎに切り上げて車で高尾駅そばの多摩森林科学園に移動した。

森林科学園は自然の丘や谷戸を利用して各種の植物が植えてある。季節限定のお目当ては多彩な桜の木だ。

明治時代以前に品種改良された各種の桜の木が日本各地から移植されて自然の中で博物館のように植えられている。江戸時代に桜の品種改良が流行したようで、サトザクラからいろいろな種類の桜が作られていることを知った。遊歩道が山の中を抜ける細い道のようになっていて見応えがあった。

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この科学施設はもともとは宮内省林業試験場が発祥の起源で、すでに開設から100年も経っていると掲示されていた。

日曜日(4/3)は生憎の雨と風の日だった。前々から今年は是非行ってみようと思っていたJR南武線の宿河原が最寄り駅の二ヶ領用水の桜並木に行ってみた。三百数十本の桜並木で、昭和三十年代に植えられたものだ。

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現在では立派な木に成長して用水を挟んで桜のトンネルとなっている。用水そのものは江戸時代初期、徳川幕府開幕後に稲作の水田拡大のために作られたもので旧稲毛領から川崎領の二つの領地に跨り、現在の川崎市を縦断するように作られ川崎の海に疏水を注ぐ。名前の由来はこの二カ所の領地に跨がることに由来する。昭和の高度成長期にはヘドロの川となってしまっていたが、現在では清流を取り戻している。川崎緑化センター周辺が花見には最適の場所だが、前日の雨と風ですでに大半の桜は散り始めていた。あと二日早く来ていれば重厚な桜の堤を歩けただろう。少し残念だった。また来年来てみたいと思う。

追記>水辺に咲いていた紫の花をずっとダイコンソウだと思っていたら間違いだった。ダイコンソウは野山に自生する黄色い花をつける植物で、これはムラサキハナナ(紫花菜)という草だった。オオアラセイトウともいい、菜の花と同じアブラナ科の植物で、菜の花同様に蕾をお浸しにすると美味しいらしい。中国では昔から食用の野菜として栽培されており、日本には江戸時代に入ってきたようだ。お浸し以外には胡麻和え、炒め物、サラダとしても美味しいとのこと。