里山歩きー大楠山

今日からゴールデンウイークが始まる。
といっても昭和の日の今日は週のなかばの水曜日で、連休が始まった感じはしない。
新しい靴を買ったし、まあまあの天気なのでまた里山歩きに出かけた。
京浜急行安針塚駅から三浦按針夫妻の墓がある塚山公園に登り、一旦車道に下りて
横浜横須賀道路の横須賀インターの脇を通って街中から大楠山(おおぐすやま)に登り、
相模湾側の前田橋に下りる三浦半島を横断するコースを歩いた。
薄曇りで歩くにはちょうどよい気候だった。

(三浦按針夫妻の墓)

塚山公園ではボランティアさんが按針塚のゆかりについて詳しく説明してくれた。

(詳しくいろいろ教えてくれたボランティアの吉江宏さん)
ご自身で三浦按針の本も書いているらしい。
ここは桜と野草が有名らしい。今朝マムシが出たそうだ。

(珍しいギンラン。キンランも咲いていた)
坂本竜馬も歩いたと伝わるいわれのある石畳の道を経て、いったん葉山方面に下り、町の中をあるいて

大楠山を目指す。アスファルトの道はたいした距離を歩かなくても長く感じる。
民家のなかを過ぎて、再び山道を歩き、大楠山の頂上に着いた。

この頂上には30年近く前子供達を連れて登った覚えがある。
記憶より頂上は狭かったが、展望塔が建っていて、ぐるりと四方が見渡せるようになっていた。

東京湾から相模湾まで緑豊かな三浦半島が一望できた。遠くに江ノ島が見えた。

大楠山は標高わずか241mの丘のような山だが、三浦半島の最高峰だ。
登山道はけっこう勾配があり汗をかく。

(もうアゲハチョウが飛んでいた)
下りは登りと反対方向の相模湾を目指す。
横須賀市秋谷の近くの前田橋のバス停までは、前田川の水辺を歩く。
渓谷の風情だが、民家の生活用水が流れ込んでいて、清流とは言い難いけれど、雰囲気はよい。
ゴールのバス停には1時に着いた。
ここから逗子駅までバスに乗り、お気に入りの定食屋「つく志」で生ビールを飲む。

歩いたあとの生ビールのうまいこと。ここの中ジョッキは800ml入っている。普通の店の大ジョッキだ。
おつまみは魚のフライ、ぶりのあら煮、蛸と野菜のマリネで、昼過ぎなのに
大きなジョッキを空けたあと、追加で日本酒も飲んでしまった(これは一合350円)。

(メニューが豊富で安い)
乾杯のあと、家内に云われて、今日が40回目の結婚記念日だと気が付いた。
あとはほろ酔いで電車に乗って帰って来た。
今日の歩数計は約2万歩、距離およそ15キロだった。