東京散策

明日は孫娘の初節句のお祝いだ。
何かプレゼントを、と思って東京に出かけた。
上野まで足を延ばしたので、

ついでと言ってはなんなのだが

国立博物館で開催されている平山郁夫と仏教伝来の特別展を覗いた。

平山郁夫画伯の圧倒的な大きさの画面で描かれた独特な図柄の絵と
合わせて展示されていた仏教美術の逸品は興味深かった。
彼の下絵は精緻に描かれていたが完成品はもっと芒洋とした西域の乾燥した風が感じられる絵画群だった。

絵画や石仏や文化財がともに織りなすシルクロードの姿は時空を超えた歴史の重層を感じさせ企画は成功していると思った。
昼時になりお腹が空いたので、せっかくなので浅草まで行って
吉原大門近くの伊勢屋で天丼を食べた。

(桜鍋の中江のとなりが伊勢屋、長蛇の列)
天丼は大盛りなのにあっさりしていて美味しかった。

(一番高い「ハ」の天丼2300円なり、すごいボリューム。お吸い物は150円で別注文)

(一番安い「イ」の天丼1400円也、これも美味しかった、烏賊のかき揚げが絶品。)
天気予報では暖かい日が射すと言っていたのに曇り空の寒い一日だったが
食事の後、腹ごなしに浅草寺界隈をぶらぶらして
結局、浅草の仲見世通りの裏の手拭屋でひな人形の絵についた日本手拭を一本だけ買った。
買い物は済んだけれどまっすぐ帰るのももったいないので
ちょっとだけ誘惑に駆られ
神谷バー電気ブラン2杯を飲んで電車に乗って帰ってきた。