寒い日が続いている。
乾燥した北風が吹く毎日だが、この週末は久しぶりの雨になった。
大寒の雨は雪になる予報だ。
母の命日が近づいたので、雨の中、車を運転して墓参り行った。
コロナ禍で、このところ遠出をしていないし、運動不足解消に近場は歩いているから、この二ヶ月間まったく車を運転していない。
もう八年目を迎えた我が愛車のバッテリーが上がってしまっていないか心配したが、エンジンは一発で起動できた。さすが故障知らずの日本車だ。まだまだ現役で行けそうだ。
雨で道が混んでいて、土曜日のせいもあってか、半日の予定がすっかり一日がかりのお寺参りになった。
雨の中で墓石を洗い線香と花を手向けて、すぐそばの親族の墓を見るとつい最近亡くなって納骨した人がいるようだった。
真新しい卒塔婆が雨に濡れて寒々としていた。戒名を見るとこの二十年会っていないが、よく知っている人だった。連絡がなかったのでまったく知らなかった。コロナのこともあるし、きっと家族だけで葬儀をしたのだろう。
夕方帰宅して、気分転換におウチキャンプをすることにした。
メスティンを引っ張り出して、買っておいた焼鳥缶で鶏めしを炊いた。
本のようにはゆかず、塩加減が足らずにイマイチの炊き上がりだったが、
雪に埋もれて凍えるような山小屋でホットウイスキーを飲みながら食べればきっと大変なご馳走になっただろう。
冬山もすっかりご無沙汰になってしまった。
旅行に行けない家籠りの毎日の気晴らしには、ささやかなおウチキャンプも悪くない。
早く春になって、晴れ上がった青空の下、気兼ねなくキャンプができる日が来て欲しい。