温泉三昧

木曜日から日曜日まで4日間の夏休みをとった。
天気が良ければ南アルプス聖岳・光岳縦走の計画だ。
太平洋側がだめなら立山雷鳥沢に行き、温泉かテントでのんびり過ごそうと思っていたが
運悪く本州は北から南まで停滞前線に貫かれてしまい
おまけに台風も発生して、どこも雨の予報だ。
本命の静岡北部には大雨警報が出ている。
あわよくば、と一縷の望みをかけて
24日(木)の早朝、テントや旅行道具一式を車に詰め込み
中央道を走って朝9時には立山の登山口、扇沢に着いた。
もし晴れていれば室堂まで行こうと思っていたが、
完全にアウト、強い雨がやみそうにもない。
しばらく駐車場でぐずぐずしていたが、諦めた。
とくに山歩き以外の計画は考えていなかったので
あとは行きあたりばったり旅行に変更した。
地図を見ながら奥信濃の道の駅をふらふら梯子して
木島平近くの馬曲(まぐせ)温泉に辿りついた。

宿泊施設のないたち寄り温泉で、絶景の露天風呂で有名らしい。


(有名らしいが、大したことはない露天風呂だった、写真に写っているのは先客です)
手打ち蕎麦を食べたがこれもまあまあの味だった。
それから野沢温泉に行った。
外湯に立ち寄り湯が13か所もある。
わずかに硫黄の匂いがする熱めの温泉だ。
外湯めぐりが面白そうなので観光案内センターで宿をとってもらう。
お盆のあとの平日なのでどこも空いているようだ。

(源泉の麻釜)
源泉の麻釜(おかまと読む)近くの老舗、「桐屋旅館」に泊まることにした。

(コストパーフォーマンスに優れたいい旅館だった)
野沢温泉の源泉の温度は100℃近く、
温泉卵が作れるように街角に小さな施設が作ってある。
ぶらぶら歩いてあちこちの蓋を開けてみるとネットに入れた卵が無造作に入れてあった。
外湯は小屋仕立てになっていて温泉街のそこかしこに建っている。

(一番熱い大湯、一番立派な外観だ)
誰でも入れるようになっており入り口を明けるとすぐ浴槽が切ってあり周りが脱衣所なっている。

どこも熱めのお湯で

(家内は5か所に入ったがケロッとしている、マイッタ)
3か所に入ったがすっかり湯あたり状態になり
夕食後、たいして運動せず酒も飲んでいないのに

(夕食はカロリー控えめのヘルシーメニュー、これで十分)
7時に寝てしまった。
夜中に激しい雨が降ったようで翌朝もまだ続いていた。
朝起きても体がだるいし火照っている。
温泉効果てきめんで湯あたり状態が翌日まで残ってしまった。
さらにどこかに行く元気がなくなってしまい一泊旅行で帰ってきた。
今年の夏山登山シーズンは雨にたたられて、こうして終わってしまった。
せっかく買った防水カメラは出番がなかった。