金環日食

今朝は5時前に起きた。
昨日から興奮していたからか、金環日食の朝なので自然と目が覚めた。
外を見ると空は雲が多くて、でも薄日も射していた。
ところが・・・、6時頃からいきなり雨が降り出した。
雷雨のような激しい雨だ。
7時になると小雨になったけれど、もう無理かと思ってあきらめて
仕事に出かけたら、7時20分頃から雨が上がり、
厚い雲の間から光が漏れて来た。
7時半少し前から日食ドラマを肉眼で見ることができた。
職場の玄関前に大勢の職員が集まり、ちょうど流れる雲を透かして
しっかりと金環の太陽が現れた。
歓声があがり、この自然の出来事にみんな夢中だ。
用意した日食眼鏡は暗過ぎてなにもみられないとそのまま空を仰いでいる。
流れる雲の間で、光ったり影になったり、壮大な宇宙ドラマが
単純だけれど、おごそかに始まった。
ずっと見ていたかったけれど、そうも行かない。
小学生のころ、校庭でみた文房具の下敷き越しに見た日食は、
金環日食だったのか、皆既日食だったのかよく覚えていないけれど
次にこの地方で荘厳なこの現象がみられる頃には・・・、もういないなあ。