富山で路面電車に乗る

十九日から二泊三日で富山に行った。
宿泊は駅の北側のホテルだった。

観光ではなくて仕事がらみだったので、自由時間はあまりなかったけれど、
少しだけ観光できた。
二日目の昼休みには富山城址公園の片隅で松川遊覧船(松川七橋めぐり)に乗った。

(一緒に付き合ってくれた東山小学校の後輩、T事務局長さん)
お堀を往復30分ほど遊覧する。
大きなウグイが群れになって泳いでいた。すぐ釣れそうだけれど、釣り人はいなかった。
快晴で風が気持ちがよい。この堀は昔の神通川の一部だそうだ。
船頭さんの観光案内ではじめて富山城が滝廉太郎の「荒城の月」のモデルだと知った。
昨日の金曜日は午前中で予定が終わったのでひとりで市内の路面電車に乗った。
富山駅北口のすぐ近くに富山ライトレールの乗り場がある。

モダンなスタイルの電車(ポートラム)は予想外に高速で走る。
終点の岩瀬浜までは三十分足らずで着いた。
ここは昔、北前船で栄えた富山港に面する古風な町だ。
運河に面した観光施設(岩瀬カナル会館)で白エビの寿司を食べた。



歩いて海に向かい展望台に登ると目の前に立山連峰が見える(はず)。


残念ながら霞んで見えない。
美しい昔の街並みの中ほどにある重要文化財蔵屋敷を見学した。
鰊交易で財を成した豪商の史跡だ。
説明してくれた案内係の老爺の名調子が楽しかった。
ほんのわずかの観光気分だったがいい時間を持てた。


(独特の寸胴型の北前船のレプリカの前で熱弁を振るうガイドのお爺さん)
ぜひ高岡に行ってみたかったが、今回は時間がなくて断念した。
お土産に白エビせんべいと昆布煮と鱒寿司を買って帰ってきた。
鱒寿司は今日の昼に食べた。旨かった。
またゆっくり観光しに行きたい。