女子レスリング映画

未明から風が強く小さな嵐のような朝を迎えた。
日が昇っても風が止まず、小雨も降っていたので、健康維持の散歩は諦めて、久し振りに映画を観に出かけた。
インド映画「ダンガル きっと、つよくなる」。
実在する女子レスリング選手と父親のサクセス・ストーリーだ。
親と子の絆の話だった。

2時間を超える長尺だったが、次々と手に汗を握る展開であっという間にエンディングを迎えた。
なかなか人生、願うようにはならない。
娘しかいない父親の思いがやがて現実のものとなる。
もしそうであれば、望みや願いは捨ててはいけないと思わせるハッピーエンドだった。
家族の絆と愛こそが、不可能と思われる夢さえもかなえられる力となるという寓話。
涙あり、笑いあり、ドキドキありのエンターテイメントに、すっかり疲れ果てたが楽しめた。
娯楽としての映画はハッピー・エンドであって欲しいのは自分だけではないだろう。