読書記

出張の帰りや暇つぶしに本屋をのぞき文庫本を二、三冊買ってくる。
読書家ではないし、推理小説とサスペンスは好きでないが、これと言って決まったジャンルの読み物があるわけではない。
大概は夜寝る前や朝早く目が覚めたときにうつらうつらしながら寝床の中で読んでいる。
しばらく前は司馬遼太郎の「街道を行く」を続けて読んでいたが、2度読んだものもあり、あらかた読んでしまった。
最近は物忘れが当たり前になって、読んだ本を忘れてしまうことがあって、
読みだしてから途中ですでに読んだことを思い出したすることがたまにある。
同じ本を買ってこないように、記録に残しておかないといけなくなった。
最近読んだ本は、
「永年の0」(百田尚樹);これは名作だ。戦争ものは好きでないが、感動する。
「海賊と呼ばれた男」(百田尚樹);長すぎる、冗長で後半は尻つぼみ。
風立ちぬ・美しい村」(堀辰夫);名作とは思わないが、記憶に残る。宮崎駿のアニメになったので読んでみた。
しゃばけ」「ぬしさまへ」「ねこのばば」(畠中恵);たまたま息子が置いていった本。江戸物ファンタジーで、他に類がない読み物。馬鹿馬鹿しいのが面白い。
蜩ノ記」(葉室凛);内容が陳腐。観ていないが映画になったので読んでみたが、文体が読みにくい。
「おそろし〜三島屋変調百物語」、「あんじゅう」、「泣き童子」(宮部みゆき);宮部みゆきの小説を初めて読んだ。さすがに売れっ子作家だけのことはある、ぐいぐいと読ませる。
「ほかならぬ人へ」(白石一文);直木賞受賞作だが退屈な小説だった。
「名画は嘘をつく」(木村泰司);暇つぶしの絵本。
「官能美術史」(池上英洋);初めて読む西洋史に、目から鱗
「木暮荘物語」(三浦しをん);この作家は力がある。読み物に徹しているが、哲学的。
利休にたずねよ」(山本兼一);現在読書中。
こんなところかな。