奥蓼科渋の湯・御殿湯温泉とトレッキング

日頃のんびり暮らしているから
休みの日だからといってのんびりしたいとは思わない。
むしろどこかに行きた虫が騒いでしかたがない。
特に2連休はそんなにないから
虫の騒ぎは無視できない。
この週末は奥蓼科の秘湯、渋の湯・渋御殿湯に行った。
今回は電車に乗ってのんびり行くことにした。
電車がいいのは居眠りもできるし
ビールも飲める。
ゆっくり家を出てJR茅野駅まで特急あずさに乗った。

(特急あずさでお弁当とビール)
茅野駅には早く着いてしまい
バスの時間まで1時間以上もあってただただ待合室で時間をつぶす。
茅野から宿までは1時間の予定。
エンジン全開の田舎のバスで山道をブルブル登る。
茅野周辺は全く雪がなかったが
目指す宿は深い雪のなかで、
途中で一般車が雪のために立ち往生していて
結局、終点の1キロ手前で下りて宿まで歩いて辿りついた。
質素な宿だ。

個室に石油ストーブが置いてあり、自分で点火する。
久しぶりの灯油の匂いが部屋を満たす。
おかげで部屋は暖かった。
食事も地味だが、天麩羅が暖かくてうまかった。

熱燗を2本飲んだらもうほろ酔い気分。
お湯は最高、秘湯と言われるだけのことはある。

泊まり客は少なくて、温泉に計4回も入ったがすべて貸切だった。

(暖かい沸かしの湯、ぶくぶく泡の立つ30℃のお湯、冷たい湯の三種類がある)
持参した酒をさんざん飲んで、意識不明で暖かいふとんで寝てしまい
朝起きると、
期待していた青空はなし。

アイゼンを付けて北八ヶ岳の高見石を目指したけれど
いっこうに晴れる気配はなくて
スノーシューで遊んだり、写真を撮ったりして
雪山登山というよりは雪遊び状態。

登るにつれてどんより雲に覆われて
結局、予定よりはやく下りてきてバスに乗り

(バス停は昨日泊まった宿の眼の前だ)
夕方には自宅に帰った。