奈良ぶらり旅

休みをもらって退職記念に奈良に行った。
奈良駅前のスーパーホテルLOHASに二泊して、奈良交通の二日間乗り放題チケットのバス券を買い
ガタゴト路線バスに揺られての、ぶらり旅を楽しんできた。

奈良には今まで何度か来ているので、今回は定番の観光地以外を訪ねてみた。
初日は、斑鳩まで路線バスに乗り、中宮寺弥勒菩薩を観るのがメイン。

すぐそばの法隆寺は夢殿だけ観光して、奈良公園に戻り、ブラブラする。
春日大社にお参りして、そのあと若草山のふもとを歩き、二月堂の舞台から奈良の街並みを眺めた。


快晴の気落ちのいい日だった。
もう桜の花が咲いている。
あちこちに鹿がいて、鹿せんべいをくれない観光客に頭突きをしていて、驚いた。

近鉄奈良駅近くを歩き、三条大通りをJR駅まで歩き、駅近くの居酒屋で夕食を食べた。
二日目は路線バスを乗り継ぎ、近鉄天理駅で乗り換え、桜井駅から大宇陀に行った。
天理教の発祥の地の天理には神社のような赤い手すりのある大きな建物が病院だったり、学校だったしていた。
伊勢街道沿いの大宇陀はかつて薬屋が軒を連ね賑わったところで、今でも古い町並が残っている。
小さな昔ながらの菓子屋で饅頭を買う。
この後、また路線バスに乗って、榛原(はいばら)駅に行き、近鉄に一駅だけ乗って長谷寺に行った。



花の寺として有名な寺だ。長い回廊脇には桜をはじめ、たくさんの木に花が咲いていた。
境内にはボタンがたくさん植えてあって、花が咲けば見事だろう。
また来てみたいいい寺だった。

この後、また電車で桜井駅に戻り、駅から町の外れの聖林寺の国宝十一面観音を見に行った。
小さなお寺に質素な国宝が鎮座していた。

近くには日本三大文殊の一つ、安倍文殊院もあるがここは次の機会にした。
古墳を見たり、聖徳太子ゆかりの土舞台(ここは日本芸能発祥の地)を観光して西日が傾いてきたので、電車で奈良駅に戻った。
二日目は関西風おでんを食べた。
最終日の三日目はまた奈良公園まで歩いて行き、東大寺の大仏さまを拝み、


興福寺の国宝館で阿修羅像を見物して昼の電車で京都に戻り
新幹線で帰ってきた。