道南縦断の旅

ゴールデンウイーク後半は特にどこに行くか決めていなかったが、五月三日の朝早く羽田空港に行って、
空席を探すと、あるある。結構空席の便があるので、北海道に行くことにした。
新千歳空港で取り敢えず苫小牧方面の列車に乗った。一日目は義母の見舞いを兼ねて白老に行き、一泊することにした。
北海道のJRは来るたびに不便になっている。苫小牧では連絡の列車がなくて、駅で一時間以上も待ち合わせだった。ぶらぶら駅前を歩いたが、すっかり寂れてしまって、駅ビルですら閉店していた。
一両だけの鈍行列車は結構混んでいた。いい天気で桜がちょうど見頃を迎えていた。
町立病院に入院した義母は意外と元気だった。93歳なのでいつどうなるかわからないが、一安心。
見舞いの後は妹夫婦の家に行き、



枯れ木を集めて焚き火をし、行者ニンニクやタラノメ(北海道ではタランボと言うらしい)をストーブで焼き、早々ビールを飲んでバーベキューの白老牛を食べた。
清々しい北海道の空気を吸って、桜の木下でのんびりすると、肩こりが良くなるような気がした。