晴れの天気予報が出た10月15日金曜日、尾瀬沼の周遊に出かけた。
縦走やテント泊など、なんども訪れている尾瀬だがこれまで尾瀬沼を一周したことがない。
非常事態宣言が解除されたのを機に、道志村の別荘主のKM氏を誘って紅葉の尾瀬に行った。
尾瀨御池(おぜみいけ)まで自家用車で行き、シャトルバスに乗り換えて沼山峠から大江湿原を経て沼のほとりの長蔵小屋まではおよそ一時間。30年近く前にいちどこのコースから尾瀬沼に来たことがあった。
明るい陽射しと雲ひとつない青空に映えて紅葉が美しい一日になった。
沼尻で大休止。暑いくらいの陽射しを浴びながら、お昼は持参のおでんを煮ておにぎりを食べた。
尾瀬沼一周はおよそ2時間半。
途中、KM氏の登山靴のソールが両方剥がれてしまうアクシデントがあった。
親切な登山客が丈夫な細紐をくれたので縛って歩き、積もった落ち葉を踏みしめながら沼の水辺を一周した。
澄んだ大気を胸いっぱいに吸い込んで、久し振りに明るい気持ちになった静かな秋の一日だった。