尾瀬ヶ原は初冬

昨日は日帰りで、尾瀬ヶ原を歩いてきた。
もうオフシーズンなので、鳩待峠まで車で行ける。
駐車料が値上がりしていて、2500円になっていた。
以前は10月末まで開いていた小屋もあったけれど、今は鳩待峠の売店を除いて、すでに全ての施設が小屋終いのあとだった。
バスは11月3日まで走っているそうだ。
山の鼻への木道は未明に降った雪で凍りついていて恐る恐る下る。いつもの1.5倍も時間がかかってしまう。
尾瀬ヶ原から見た至仏山には次々と雲が流れて、時々頂上が姿を見せる。


晴れたり曇ったの天気で、
すでに燧ヶ岳は雪化粧だった。




尾瀬は晩秋を越えて既に初冬の風情、風が冷たくて手が凍えた。
竜宮でお昼ごはん(熱いチキンラーメン棒ラーメン)を食べ、東電小屋方面に向かい、板の外されたヨッピ橋で左折して
牛首に戻るコースを歩いた。
広い湿原にニホンジカが白い尻を見せて跳ねまわっていた。カメラを向けるとじっとこちらを見ている。

もう数日もたてば長い冬を迎える湿原のあちこちで水芭蕉の新芽が伸びていた。
これから深い雪に埋もれて、来春に備える姿に強靭な自然の底力を感じさせられる。

朝は気付かなかったが、帰りに見た鳩待峠から片品村への山腹のカラマツや楓も見事な紅葉だった。
家を未明の4時に出て、20時の帰宅だった。そのうち9時間、500キロは車の中だ。
一日の歩数は約3万歩だった。