五竜岳

9月に入っても全然涼しくならない。
毎日エアコンを掛けて寝る日が続いて、涼しい所に行きたくなる。
今年はいろいろあったから安全で涼しくて、景色のいい所にと思ってあれこれ思案してみたが、天気予報がよくない。
週日はいいのに週末になると崩れる予報だったから、雨でも行ける所を物色して
栂池から白馬大池を巡るトレッキングとか、八ヶ岳の青年小屋に泊まって宴会がいいとか
迷ってしまった。
結局、八方尾根を登り唐松山荘に泊まって、もし天気がよければ五竜岳に行くことにして、
とりあえず7日(金)、8日(土)に一泊の予定で出かけることにした。
でもなんと天気予報は大はずれ。
雷も雨もなくて、唐松山荘経由して五竜に行き、白馬五竜のテレキャビンで下ってきた。
7日(金)の朝4時に出発して一路、ゴンドラリフト八方駅に9時過ぎについた。

(蕎麦の花満開だった、青空が綺麗)
快晴だ。

(八方池と白馬の峰峰、ここまでは眺望最高)
八方池を越えて、唐松山荘までの登りでだんだん雲があがってきて
白馬の峰々は頂上が雲に隠れてきた。

(唐松山荘、トイレは1回200円)

唐松岳、初めて見た)
どうするか迷ったが天気も持ちそうなので、
午後1時半前に唐松山荘を出発して五竜山荘に向かうことにした。
午後は雨の予報なのにその気配はなく、暑い。

(怖々の恥ずかしい姿を撮られてしまった)
大黒岳までの岩場ではもう腰が引けて、ナイフェッジを歩くのがひたすら怖かった。

(この峰の向こうが小屋かと思ったがまだまだだった)

(峰に建つ五竜山荘)
雲がどんどん上がってきて山の端も遠くの山も見えなくなった。
コースタイムどおりの2時間半の行程で16時に小屋に着いたが、
すっかり消耗してしまった。
ついてうとうとする間もなくて
夕方5時には定番のカレーライス夕食を食べ疲れ果てて宴会もせず寝てしまった。

(夕食は定番のカレーライス、おかわりは自由)
背負ってきたつまみも酒も全然手つかずだった。

8日(土)の朝は予報に反して素晴らしい快晴だった。

(雲海の向こうに朝日が昇る)

(朝の五竜岳
雲海に登るご来光を眺めて五竜岳に登ると360度の眺望だ。

すぐそばの鹿島槍ヶ岳の向こうには北アルプスの雄、槍ヶ岳がツンと見える。
剣も立山も手が届きそうだった。

剱岳
でも好天はここまでで五竜山荘に戻った頃にはしっかりガスになって景色はなし。
眺望のない遠見尾根をひたすら下った。

(西遠見の池塘でバナナを食べて小休止)
ガスがなければ登った五竜岳や向かいの鹿島槍が見えるはずだが、残念ながらまったく見えなかった。

(見返り坂から下界が見えた)
長い下りで膝ががくがくしてアルプス平につきゴンドラにのって下山して、

(ゴンドラは快適、あっという間に下界に下りた)
遠見のテレキャビン駅からゴンドラリフト八方駅までタクシーで戻り(2500円也)、
白馬の第一郷の湯で汗を流して、道沿いでお蕎麦を食べて21時前に帰ってきた。
今日の日曜日は久しぶりの強烈な筋肉痛だった。
でも午後、本屋に行って岳人の秋山ブックを買ってきた。
またどこかにゆきたいなあ。