花巻・大沢温泉自炊部と焼石岳

渋滞を覚悟でお盆は東北の花巻・大沢温泉に3泊4日の旅行に行った。
家を13日の朝4時に出てカンちゃん家族を乗せ、片道12時間かけて温泉に辿りついた。

棟続きで新館の山水閣や茅葺屋根の菊水館があるが、子供連れなので泊まりは自炊部にした。

この自炊部は築2百年の歩くと廊下がギシギシ音がする古風な宿で20畳の大広間を借りた。

着いた日は自炊をせずに館内のレストランで食べ(蕎麦が絶品だった)、温泉に浸かりのんびりする。
2日目はカンちゃん家族は歩いて鉛温泉まで散歩に行き、我が家は3年前雨の中を登った焼石岳にリベンジ登山に行った。
今回の登山道は前回は不通だった中沼コースだ。
中沼までは尿前林道つきあたりの登山口から30分だった。

(中沼からは焼石岳の全容が見えた)
ここから歩いて20分で上沼に着く。この辺りから花が沢山咲いていた。

(マルバタケブキの群生)
夏の花と初秋の花が混じって咲いている。

(水際に咲く野アザミ)

(上沼のほとり)

(銀明水、この泉の上に前回泊まった避難小屋がある)
銀明水まで中沼からちょうど1時間だった。

銀明水を越えるといよいよ待望のお花畑になる。


雪渓の冷たい雪解け水に紫のヒオウギアヤメが咲くアヤメ平になっている。

岩の間を水が流れて、色の濃いハクサンフウロが咲き乱れて美しい。

(姥石平から見た焼石岳

(頂上から望む青い東北の山々)
東北の山は静寂でたおやかだ。

(前回撮れなかったので記念写真を撮ってもらった)

(いま登って来た泉水沼わきの登山道が見える)
焼石岳は花の百名山に選ばれている。登山者も少なく、さまざまな花の中を歩く静かな山旅になった。
午前中は曇りで涼しかったが、下りになると日が照って暑くなった。
下山して宿に戻り入りビールを飲んで温泉三昧で過ごした。
夕食は本当にひさしぶりの家庭的なジャガイモたっぷりのカレーライスを食べた。
3日目の15日は生憎の雨。それも土砂降りになってしまった。
カンちゃん一家と小岩井農場と遠野の里に虫採りに行こうと思っていたが諦めて、少し遠いが岩泉町の龍泉洞に行った。

龍泉洞は大きな鍾乳洞で、日本3大鍾乳洞だそうだ。
この日の夕食は部屋で手巻きずしに焼き肉をしたら、匂いが充満して宿の人に怒られてしまった。
でも自炊は気楽でいい。
4日目も雨、帰りは宿を朝6時に出発、行きと同じ12時間かけて自宅に帰ってきた。