インド映画と上鰻丼

朝、アオサギが飛んできた。

台風11号の影響で、午前中から強い風と雨が断続的に夕方まで続いた。
こんな日なので、映画を観に行くことにした。
近くの映画館では気に入った映画がなくて、電車に乗ってインド映画を観に行った。
マダム・イン・ニューヨーク」という映画で、
良妻賢母に努める美しいインドの女性が姪の結婚式の手伝いにアメリカに単身で行く話だ。
英語が出来なくて、家族や夫に蔑まれ、一念発起して短期の英語学校に入る。そこで出会う英語の話せないいろいろな人種の人々との交友と家族のなかの母親の役割について描いた映画だ。
インド映画らしく歌や踊りもあって、娯楽映画としても面白かったが、
なんと言っても、草刈民代似の端正な容貌の女優が、感情こまやかに演ずるインドの母親の姿には感動した。
アメリカンドリームを求めてアメリカを訪れる世界各国の人達、人種差別やゲイのことなど、しっかりとした文化論になっている。
このところ観た映画は当たっている。先週の日曜日観た痛快時代劇「超高速!参勤交代」も面白かった。
映画を観終わって、雨風の中、横浜橋の商店街に脚を伸ばし、昼時だったので
ついつい鰻屋「入舟」に入ってしまった。
しばらくぶりの鰻丼の上と肝吸いは美味だった。ビールの小瓶があったのが最近では珍しい。
食事後、商店街の肉屋で食材に冷凍の豚足を買た。
この辺ではこんな食材は最近売っていない。
冷蔵庫に保管して、こんど閑な時に調理しよう。
今夜は作り置きのビーフシチューを食べた(カロリー摂り過ぎだなあ)。

(うまく出来た。インゲンもうまい)
閑だと健康に良くないね。
日暮れ間際、少しだけ夕焼けになった。