冬が来た

今年は秋が短く、はやばやと寒い冬がきた。

北海道や東北地方の初雪の知らせが届いてまもなく、11月中旬から天気予報ではあちこちで雪の予報がでていた。

師走を迎えてもうすっかり冬だ。北風が冷たい。水仕事であかぎれができてしまった。GoToなにやらの経済振興策が叫ばれていたが、コロナの第3波の襲来で街を歩いてもジングルベルンの音が耳に届かない。恒例のクリスマスのイルミネーションが今年は寒々と見える。

年末の年中行事といえば、喪中はがきと歳暮の配達だろう。

連日のように年末年始の挨拶辞退の葉書が届く。ほとんが親の喪だから、ある意味送り主の元気の知らせともとれるので、それはそれでよいお知らせなのかもしれない。

今年はコロナ禍で年末年始も家籠りの家庭が多いようだ。例年になく年賀葉書が売れているという。故郷を離れて暮らす日々の様子や家族の状況を遠くの親族や旧友に届けるのは決して悪い慣習ではないと思う。メールが主流の時代だから年賀葉書は時代にそぐわないといえば、元も子もないけれど、手書きや写真の付いた年賀状が届けばなにやら温かい気持ちのなるのも本音だろう。とはいうものの、決まり文句の印刷だけの年賀状は欲しいとは思わない。これはもうやめてもいいのではといつも思う。送り主もきっとやめてもいいがなんとなく踏ん切りが付かず出しているに違いない。儀式として残す意味はないと思うので、もう数年前からこの手の葉書には返信は出さないことにしている。

年も年なので、もう年賀状はあまり書かないことにした。ごく親しい家族や友人にのみに数枚だけ出すつもりだ。それこそ無事の知らせのつもりで書いて送ろうと思う。ことしは古希を迎えたけれど親しい友人もみな同年代だから、飲んでいる薬のことでも書いてみようかと思っている。

もうひとつの年中行事は宅急便のお知らせだ。ありがたいことに全国各地から名産品や果物を歳暮に送ってもらう。なぜか、ちょっと留守をしている間に宅急便やゆうパックの再配達のお知らせが郵便受けに入っていることが多い。生ものや冷凍食品は再配達の受け取りには難儀をすることも多いが、年中行事として年の瀬の楽しみのひとつとなっている。北から牛肉やリンゴ、南からは柿や生きた蝦や牡蠣、・・・。お返しに何を送るかを考えるのもそれはそれで楽しい年中行事だ。

礼状は絵はがきにしている。

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としとり、なんちゃって(ジョウビタキのメス)