ふるさと納税で地元のマグロを頼んでみた

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昨年末、初めてふるさと納税に挑戦してみた。

納税額を調べて上限額を調べたりインターネットでの注文の仕方が複雑で面倒くさい感じがしていたが、意外と簡単に申し込みが出来た。でも他県に税金を寄付してしまうと地元の納税額が減ってしまって自分の町の行政サービスに支障がでては元も子もない。

ということでまずは神奈川県にふるさと納税して地元の三浦半島三崎のマグロを返礼品に頼んでみることにした。

申し込んでからおよそ一ヶ月、今日返礼品が届いた。発泡スチロールの保冷容器を開けると一番上に「記念品」と印刷されてチラシが入っていた。ふるさと納税の返礼品は記念品なのだとはじめて知った。お礼ではないのだ。そうか、ふるさと納税は記念すべき行為なのかとあらためて納得した。

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てっきり日本の近海で捕れた漁獲品かと思って、中身の冷凍マグロのレッテルをよく見ると「日本船(アイルランド産)」と書いてある。これって日本の漁船がアイルランド沖で漁をしてアイルランドに水揚げしたものを冷凍の切り身にして輸入した製品なのだろうか。あるいはアイルランド沖で日本船が獲った魚を日本に持ち帰り加工したものだろうか。いずれにしても、なんだか腑に落ちない。資源の枯渇が懸念されているマグロだから、アイルランド産ならアイルランドふるさと納税して資源管理をしてもらわなけれならないのではないかと悩んでしまう(アイルランドにはふるさと納税制度なんてないだろうが)。少なくとも神奈川産ではないだろう。袋には三崎のマグロと書いてあると、なんとなく狐につままれた気分になる。

今回が初体験だが、この制度はどうも怪しい制度であるような気がしてならない。手数料を二千円払って晩のおかずを買ったと思えば、それはそれでよいのかもしれないけれど、なんとなく釈然としない心持ちだ。