旅
今回の中国旅行は年金生活(まだ手元に届いていないが)が始まって初めての海外旅行だ。退職金がなくならないうちにどこかに行かないと行けなくなる。 皇位継承と改元にともなう五月の十連休を避けて、最初にどこに行こうか迷った。 そもそも毎日が連休の年…
中国湖南省の七日間の旅から帰って自宅の居間に荷物を下ろすと窓の外には夕焼け空に大きな鯨雲が浮かんでいた。 ベランダのプランターには植えてあったチューリップの花が開いていた。 出来合いの寿司を食べ、日本酒でとりあえず無事の帰還を祝った。 【湖南…
アルジェリア旅行のお土産をもらった。 アフリカ大陸の北端、モロッコとチュニジアに挟まれたサハラ砂漠の国。リビアにも接している。 フランスの植民地から独立後軍事政権が続く治安が悪い国。 アルジェリアについて知っているのはそのくらいだ。 お土産は…
今日は雛祭り。 娘のいない我が家ではこの華やかな祭りを祝う習慣がない。 妻の雛人形は、もう誰も住んでいない実家の押し入れの奥に仕舞われたままで、 闇を見つめて、いつの日か光が当たる機会を待っているのだろう。 先日、三男の結婚式でお世話を頂いた…
長男家のへーちゃんもこの四月から小学校一年生だ。 ぼろぼろになったタオルとピンクのイルカのヌイグルミをいつも身から離さなかった 甘えん坊のやんちゃ坊主がいつの間にか学校に入る年になっている。 昨日は保育園最後の発表会だった。 大きな声で歌い、…
太平洋低気圧の発達で関東地方に雪が降った建国記念日の三連休は古都の雪景色を撮影しようと京都に撮影旅行に出かけた。 京都では時々雪がちらつくが積雪はなく、期待した銀世界を写真に収めることはできなかった。 駅前の定宿(日本館)を根城にして、初日…
昨日は節分。 郷土の伝統文化を観に行く。 鬼と書いた大きな的に矢を射る、的射行事。 駅前に設けられた仮設の神棚でお祓いをうけたあと、年男が大きな的を担いで神社まで練り歩き、町中の邪気を集める。 境内で的に矢を放ち、今年の厄を払う。 最後に矢の刺…
人生は奇跡の連続。出会いも、別れも、一期一会の不思議。命も同じ。 この旅で思いもかけなかったこととの遭遇の二つ目は交通事故だった。 麗江から今回のツアー最後の観光地、石鼓鎮に向かう途中の出来事だ。 中国では車道は右側通行だ。 ゆるい下りの坂道…
中国料理の特徴は南淡(ナンタン)、北鹹(ヘイシエン)、東酸(トンスアン)、西辣(シーラー)と言われている。南方料理はあっさり、北方料理は塩辛く、東方料理は酸味があり、西方料理は辛味が強いという意味だ。 中華料理が好きなのは亡父が中華料理好きだったこ…
この旅ではまったく予期していなかったいくつかの出来事に遭遇した。 ひとつは長江との出会いだった。 旅も終わりに近い1月2日の午後、空港へ向かう途中、麗江から西へ50キロメートルにある石鼓(せきこ、シークー)古鎮を訪れた。そこが、一生涯忘れないこ…
今回の旅行のもう一つの楽しみはトンパ(東巴、Dongba。中国語の発音ではトンバに近い)文字を持つ東巴文化の歴史に接することだ。 トンパ文化はナシ族によって受け継がれてきた固有の文化で文字は世界記憶遺産に認定されている。麗江古城のあちこちの看板に…
麗江周辺に暮らす少数民族のナシ(納西)族にとって万年雪を抱く玉龍雪山は神々の住む聖地だという。 標高5596メートルの高山は雲に覆われて麓から頂を見ることができないことが多く、広州に立ち寄った際の地元のバスガイドからは眺めることができる幸運を祈…
雲南省は地図で見ると小さく見えるが、面積はほぼ日本と同じで、麗江は大きな省都の昆明や隣接する大理とともに雲南を代表する一大観光地だ。 地理的には昆明から北西600キロ、大理から北に200キロ離れた場所にある。 金沙江(揚子江上流)を挟んで、有名な…
もともと地理と世界史が苦手なので、国外の観光地はどこがどこなのかまったく判らない。 旅行に行く時もあらかじめ下調べをしないので、行き当たりばったりでどこに行ったのかは帰ってから調べることがほとんどだ。 今回もガイド本の定番「地球の歩き方」を…
ぶらり麗江、古都滞在の旅6日間(12月29日羽田発、1月3日羽田帰国)。 1日目 羽田発(14時35分 中国南方航空CZ386)−広州白雲国際空港着(現地時間19時45分 、時差マイナス1時間)。1泊目 花都新世紀酒店(New Century Hotel 20時15分着)。 2日目 朝ホテル…
この週末は予定が変わって時間が出来たのでドライブに出かけた。 特に行きたい目的地があったわけではないから、まだ行ったことのない伊豆修善寺温泉に行ってみることにした。 先月、7年目の車検を機にカーナビも更新したので、道路案内は最新版だ。 東名高…
勤労感謝の日に続く連休は紅葉見物とご当地グルメを体験する旅に出かけた。 新幹線で名古屋駅まで行き、1日目はバスに乗って紅葉の名所を巡った。 今回の旅のメインは香嵐渓(こうらんけい)の紅葉。少し盛りは過ぎた感じ。 好天に恵まれて川面に反射する光が…
一泊で岡山に行ってきた。 宿泊は岡山駅に続くホテルだった。 今朝、電車に揺られて倉敷に散歩に行った。 岡山駅と倉敷駅はわずか16分と、旅というには近すぎるほどの距離だけれど、 車窓の風景は田園地帯を越え、はるかに離れた町に行く感じがした。 古風な…
このところまったく運動らしい運動をしていない。 食べて飲んでばかりの不健康な毎日なので、少しは体を動かすようにと神の声(おかみさんネ!)が響き、朝一番で握り飯を持って高尾山に出かけた。 朝5時半に車で家を出ると1時間で高尾山口に着いた。東名も…
今日は浅草寺で十年に一度の大草鞋奉納行事があるので見物に行ってみた。 少し早く家を出てスカイツリーのある押上駅まで行き、雲ひとつない青空の下、スカイツリーに登ろうかと当日受付に向かうと驚きの長蛇の列だった。 これだと奉納行事に間に合わなくな…
暑さ寒さも彼岸まで。昔の人は偉い。森羅万象は定理で動く。 お彼岸の中日は天気が良くなる予報なので長野県の南部に位置する車山の秋を気儘にトレッキングして紅葉の進み具合を偵察するプランを立てた。 トレッキングの後は、シーズン終了間近の霧ヶ峰キャ…
敬老の日前の連休は天気が悪く登山もキャンプも諦め、かろうじて雨マークのない東北地方に行って、観光旅行と秘湯巡りをすることにした。 自宅を14日の朝6時に出発して、まずは福島の磐梯山と猪苗代湖を目指した。 読みが当たって天気は快晴になった。 磐梯…
9月6日に北海道胆振地方で震度7の巨大地震があった。幸い親族、親戚には大きな被害はなかったが、被災地の皆様に心からのお悔やみを届けたい。 先週はなんやかやとあわただしい日々だったので、週末はリフレッシュ目的でカン君を連れて尾瀬沼にキャンプに行…
酷暑の続く毎日。今年から新たにできた「山の日」の制定記念に、8月11日(土)は多摩川の源頭・源流を訪ねる笠取山登山に出かけた。 この山は田中澄江著「新・花の百名山」に載っているけれど、どういう訳か、山と渓谷社がNHKの番組を踏まえて編集した「花の…
いちはやく梅雨が明けて、いまだ経験したことのない猛暑とともにはじまった今年の七月。 月末の週末には義母の三回忌があるので、今年はこれに合わせて北海道に夏休み旅行に出かけた。 一昨年に引き続き北海道の大雪山系に行き、前回天候の具合で未踏峰とな…
快晴の少し気温の低い日曜日。 鎌倉文学館にバラを観に行った。 ここは旧加賀家の別邸だった場所で 庭から遠く伊豆大島が眺められる。 明治から大正にかけて鎌倉に移り住んだ文豪たちの隠れ家だったようだ。 庭の隅に手入れの行き届いた薔薇園がある。 薔薇…
メイストームという言葉を今回初めて聞いた。 連休後半の4連休は青森から秋田を周回するテント泊旅行の腹積もりだったが、 日本列島を春の低気圧が縦断して各地で大荒れの天気予報となってしまった。 この4月末から5月初旬に襲来する嵐のような悪天候をメイ…
GW前半の3連休の最終日はどこという当てがないので、 昨日の朝のNHKで放送していた「さわやか日本百景」の舞台、井の頭公園に行ってみることにした。 放送ではたくさんの野鳥の姿が流れていたので、ひょっとすると野鳥たちの珍しい決定的瞬間が撮れるかもし…
今年の連休前半の初日は油壷マリンパークの開園50周年イベントに出かけた。 こどもたちをがまだ幼い頃正月に家族みんなで来たことがある。30数年ぶりだ。 朝9時過ぎに入園すると入園料がタダになるイベントで、 先着500人には記念のトートバックがもらえる特…
JRの休日おでかけパス(2670円)を買って、 昨日、あしかがフラワーパークに藤を観に行った。 朝一番に、おにぎりと冷やした缶ビールをカメラリックに入れて 片道およそ3時間のうたた寝をしながらの電車の旅は愉しかった。 宇都宮線(東北本線)の小山駅で両…