秋ふかし

岐阜県多治見の友人から恒例の富有柿が送られてきた。いよいよ秋も盛り。この食感がたまらない。すっかり熟して甘味が強くなってからも絶品だ。 コロナ禍ばかりのせいではないが、このところとんと夜の外出をしなくなった。おかげで早寝早起きはもう毎日の日…

湯ノ花温泉に泊まる

尾瀬沼の入り口、尾瀨御池には自宅から車でおよそ5時間かかった。尾瀬沼周回を終えて登山口の沼山峠に戻り、15時50分発のバスに乗って20分で尾瀨御池に戻った。まだ明るい時間帯なので帰ろうと思えば日帰りも可能だったけれど、せっかく遠くまできたから温泉…

尾瀬沼周遊

晴れの天気予報が出た10月15日金曜日、尾瀬沼の周遊に出かけた。 縦走やテント泊など、なんども訪れている尾瀬だがこれまで尾瀬沼を一周したことがない。 非常事態宣言が解除されたのを機に、道志村の別荘主のKM氏を誘って紅葉の尾瀬に行った。 尾瀨御池(お…

沈黙の三ヶ月

新型コロナウイルスによる感染爆発、いわゆる第5波が収束に向かっている。 6月中旬以降に始まった第5波は、ワクチン接種の効果もあってだろうか、9月30日をもって緊急事態宣言が解除された。このところ東京都内の患者も二桁で推移し、新たな感染者数は連日前…

人間国宝柳家小三治さんの死を悼む

旧来の落語ファンである。 贔屓の落語家はたくさんいる。すでに故人となった落語家も少なくない。 古典も新作もどちらも好きだ。新作では春風亭柳昇が好きだった。 圓歌の中沢家の人々も好きな新作のひとつだ。 いまではYouTubeでいろいろな映像を見ることが…

虹の朝の散歩

朝の虹 コロナ第五波が爆発的に加速している。感染はパンデミックとなり、国内の毎日の新規感染者発生件数が二万五千人を越えた(最近ではパンデミックという言葉も聞かなくなった)。 自宅療養中の中等症の家族内感染一家で母親が急死して発見されたり、コ…

夏の粧

梅雨明けとともに連日最高気温が30度を越す真夏日が続く。 ジメジメとした蒸し暑さから一気に眩暈を誘う厳しい日差しが降り注ぐ日々に様変わりして 肌に痛いほどの直射日光に当たるとたちまちに蒸発してしまいそうな気がする。 日中は熱中症にならないように…

犬も歩けば・・・

三匹の猫たち 梅雨明けまであと少しの気配 夜明けには晴れてきて蒸し暑い朝を迎えたが 出勤前の朝のニュースで面白い話を視聴した 三重県のとある町で 信号機を支える鉄柱が根元から倒れたというニュースだった 耐用年数50年の半分にも満たない23年で倒壊し…

床屋さんに行く日

八重山諸島や九州南部では梅雨が明けたという知らせが届いているけれど 本州ではあちこちで豪雨による土砂崩れや川の氾濫が起きている 大きな被害と悲報をともなう水害がまるで毎年の年中行事ようになってしまった 久しぶりの晴れ間が覗いた日曜日の今朝は …

「ブータン 山の教室」

天候不順の日々が続くので、いつもの小さなシネマ館に映画を観に行った。 ブータン最奥地の美しい山々に囲まれた辺境の地に建つ質素な学校を舞台に、いやいや赴任した新米教師とこども達との関わりを描いた映画だった。 以前に見たグリーンランドに赴任した…

尾瀬ヶ原からの便り

尾瀬ヶ原に咲くタテヤマリンドウ 西日本では例年になく早々と梅雨入りしたのに 関東ではさっぱり入梅の知らせが届かない。 とはいえこの季節がら毎日不安定な天候の繰り返しで つかの間の蒸し暑い晴れ間が見えたあとには霧雨や風が吹く日が続いている。 山々…

梅雨入り間近

5月の夕焼け 梅雨入り間近の五月の夕焼けが一年でいちばん美しい。 夏日になった昨日、 一日仕事を終えて帰宅し窓を開け放して部屋に風を入れていると 耳慣れない外国の言葉が聞こえてきた。 ベランダから覗くと 川辺に東南アジア系と思われる若い男女数人が…

別れのとき

もうだいぶ前からこの日がくることは覚悟していた。 時代の流れの中で、抗えるものとそうでないものがある。 現実に別れの日が来てみるとそこはかとない寂しさを感じる。 世の中の趨勢に逆らって、傍目には肩ひじを張り意地になってこだわって見えたに違いな…

童話を読む

今年のゴールデンウイークは持て余すほどの時間があったので、子供の頃に読みそびれた童話を読んで過ごすことにした。 最近、朝日新聞に福岡伸一氏がドリトル先生の童話を舞台に新作を連載しているので、手始めにドリトル先生を読んでみることにした。 ビュ…

道志村の別荘

コロナウイルス感染の再拡大による第4波の襲来とマン防の適用で、どこにも行けずに家でくすぶっていたら、神奈川県と山梨県の境にある道志村に別荘を持つK氏が誘ってくれたので、一泊で泊まりに行ってみた。 国道413号<道志みち>の標識がある曲がりくねっ…

苺ジャムを作る

春の年中行事、苺のジャムを作った。 とちおとめ8パックで2.3キロ。大きな鍋がいっぱいになる。 砂糖を700グラムまぶして一日置き、あとは気長に煮詰めて行く。 途中でレモン汁を大匙2杯入れるのが我が家のレシピ。 丹念にアクをすくって、ゆっくりゆっくり…

行きたいところ

チューリップ畑で捕まえて 3月21日で新型コロナウイルス感染第3波による緊急事態宣言が解除になってまだ20日しか経っていない。 関東より2週間はやく宣言が解除された大阪では、すでに第3波を越えるコロナ感染が広がっている。政府は新たに「まん延防止等重…

念ずれば通ず(蛸の話)

ここ数日ずっと、蛸が食べたいと思って過ごしていた。 寿司屋に行けば誰でもが必ず注文したいネタがあるに違いない。なんと言っても鮪がダントツの一位だろう。自分の場合は、その次にイカ、そして蛸である。美味いイカや蛸に遭遇したときは至福を感じる。 …

咲いた咲いた桜が咲いた

緊急事態宣言の終了とともにコロナウイルス感染の第4波が始まった。 それはそうと、大岡川の桜は今が満開。 朝の川辺に人影はなく、今年は屋台も出ていないので散歩道がひろびろしている。 花びらが風に舞い、まるで無言の約束のように、季節は規則に従って…

ひよこ豆と餃子の皮でサモサを作る

春の嵐の一日。 昨日は朝から雨と風、雷が響く荒れた一日だった。 一日家にいたので暇つぶしにひよこ豆と餃子の皮でサモサを作った。 味付けはクミンパウダー、ターメリック、オイスターソース、粉山椒と塩。 ひよこ豆は水から茹でたが、なかなか柔らかくな…

人間ドッグ

東日本大震災から昨日で満10年が過ぎた。 あの日、職場の建物が大きく揺れ、駐車場に避難したことを昨日の様に思い出す。 それまで経験したことのない震度5強の揺れだった。 天気のよい日で、午後3時頃までは日差しが暖かく風もない穏やかな日だった。 日が…

春の日差しと誕生の知らせ

今日は亡き母の誕生日。 生きていれば101歳になったはずだ。 近くのケーキ屋で小さなチョコレートケーキを買って母の写真にお供えした。 嬉しいニュースがある。 一昨日には北の国に住む三男家から新しい命の誕生の知らせが届いた。 一旦はなおった逆子が戻…

雛祭りを祝う

昨日は3月3日、桃の節句。 我が家には女の子供がいなかったので、昔から雛祭りを楽しむ習慣がなかった。 それでも季節の巡りはうれしい。 指折り数えても、あと何回、春を迎えられるかわからないから、この国の古来から続く祝い事は大切にしたいと思うよう…

古民家巡り

風はまだまだ冷たいが、電車に乗って古民家めぐりの散策に出かけた。 ぶらぶらとかやぶき屋根の古民家や農家がつづく坂道を歩く。 日差しが心地よい。 まるで別世界に迷い込んだよう時間だった。 ほんの50年間前までは農村はこんな環境で日々を暮らしてい…

春が来た

デイジー コロナウイルス感染にともなう緊急事態宣言が3月初旬まで延長されて、不要不急の外出や孫たちとの飲食をともなう面談も控える寂しい日々が続く。 息をひそめて窓から外を眺める暮しが続き、孫たちの渾身の歌謡ショウはzoomで観た。ストレス解消はも…

立春と貯金箱

今日はいよいよ立春。 昨日の午前中に降った冷たい雨にも、どこか春の兆しが感じられた。 月のない昨夜、老夫婦ふたりでささやかな豆まきをした。今年は例年以上に暖かい春が早く来てくれることを願って豆を撒いた。 昨夜のテレビのニュースでは、1月7日から…

月は沈み、陽は登る

月の入り 日の出 昨日は午後、霙が降った。 今日は朝から快晴だ。 今年度後期から始また専門学校の授業も昨日が最終日だった。計14回の講義だった。来週試験がある。 二十歳前後が多い学生にとっては、今年は学校行事をはじめなにかと中止になった催しが多く…

大寒の週末は雨

寒い日が続いている。 乾燥した北風が吹く毎日だが、この週末は久しぶりの雨になった。 大寒の雨は雪になる予報だ。 母の命日が近づいたので、雨の中、車を運転して墓参り行った。 コロナ禍で、このところ遠出をしていないし、運動不足解消に近場は歩いてい…

小寒を過ぎて

コロナウイルス感染患者の爆発的な増加とともに新年が明けて、すでに十日余りが過ぎた。 牛の背に乗って善光寺参りもままならないうちに、首都圏に再び緊急事態宣言が発布された。 関東の正月はこの地方ならではの好天が続き、小寒を過ぎていよいよ本格的な…

野菜スライサーは危険だ

ワインのつまみを作ろうとレンコンをスライサーで調理していたら自分の親指までスライスしてしまった。 危ないなあと気を付けていたのにである。勢い余って、これで2度目のけがだ。 ザックリいったので、結構出血した。 指先は知覚も鋭敏だからもう二日経っ…